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デジタル化を旗印に、政府が急速に進めている行政手続きの押印廃止。前のめりになる河野太郎・行政改革担当相の言動に、はんこ産地である山梨県の長崎幸太郎知事は怒りを隠さない。6日には事業者とともに自民党本部を訪れ、河野氏の行動を「蛮行」とする文書を二階俊博幹事長に手渡した。ここまで強く反発するに至ったのはなぜなのか。
「我々は零細も多い。不安な気持ちで毎日過ごしているところに、傷口に塩を塗り込むような発言は本当の蛮行だと思う」。6日夕、二階幹事長との面会を終えた全日本印章業協会の徳井孝生会長は強い口調で訴えた。面会に同席した長崎知事や、はんこ事業者が多い同県市川三郷町の久保真一町長も同調した。
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