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アスリートを悩ます「14日の壁」隔離免除のなでしこ熊谷はどう行動したか

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マスク姿で練習を見守る熊谷紗希(中央)=福島・Jヴィレッジで2020年11月26日午後3時47分、大谷津統一撮影
マスク姿で練習を見守る熊谷紗希(中央)=福島・Jヴィレッジで2020年11月26日午後3時47分、大谷津統一撮影

 海外が拠点のアスリートにとって、新型コロナウイルス対策で帰国時に求められる14日間の自主隔離は大きな障壁だ。サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)候補の強化合宿に海外組でただ一人招集された主将の熊谷紗希(リヨン)は、東京オリンピックに向けた特例措置で隔離を免除され、スムーズに参加できた。どんな感染対策をし、何をチームに還元しようとしているのか。

 男子代表が欧州組のみで10、11月にオランダとオーストリアで強化試合をしたのは、Jリーグ勢が参加すると帰国後の隔離で所属先の試合に長期間出られなくなるためだ。一方、政府は東京五輪・パラリンピックの強化指定選手らの待機措置を10月から緩和した。五輪代表の有力候補の熊谷は対象の一人。22日にフランスから東京・羽田空港に到着し、PCR検査で陰性となり、日本サッカー協会職員が運転する車で千葉県内のホテルに移動した。23日朝、同じホテルに集まっていたチームメートとともに再びPCR検査を受けて陰性と判定され、同じバスで合宿地の福島・Jヴィレッジに向かった。熊谷は「海外から戻ってダイレクトに参加できることを感謝している」と話し、23日の合宿初日から練習に参加した。

 特例措置では、競技団体が活動計画書をスポーツ庁に提出。選手は公共交通機関を利用せず、事前に登録した宿泊場所と練習会場を除いて…

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