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社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

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人・本・旅への転換=大治朋子

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 「スタートアップ・ネーション」(邦題「アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?」)という本が世界的なベストセラーになったのは2009年のこと。「起業家精神に富む国」という意味だ。

 経済協力開発機構(OECD)が2018年に発表した統計によると、イスラエルはベンチャーキャピタル投資額の対国内総生産(GDP)比率が米国に次いで世界第2位(日本は19位)だった。

 起業に必須の柔軟な思考は既成概念にとらわれない発想から来るといわれる。確かにイスラエル人は「シンキング・アウトサイド・ザ・ボックス(thinking outside the box=型にはまらない思考)」という言葉をよく口にする。

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