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アフガン東部の街ジャララバードは、西からのカブール川、北からのクナール川が合流する地点に栄えた古都。チャーターしたオンボロタクシーでクナール川をさかのぼる。はるかかなたに、この川の水源であるヒンズークシ山脈が見える。ちなみにヒンズークシとは「インド人殺し」の意味。その昔、ペルシャの王様がインド人奴隷を連れてくる際に、たくさんの奴隷を遭難死させたからだといわれる。
約1時間走ると、通訳のアブドラが前方を指差す。「ナカムラ・カナル(中村さんの運河)」。見事な石組みの水路が現れた。マルワリード(現地語で真珠)と呼ばれる、ペシャワール会現地代表の中村哲さんたちが掘り進んだ全長25キロ超の用水路。ここは用水路の最下流というわけだ。
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