香港民主派の中心組織が解散 国安法で捜査受け「運営困難」

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民間人権陣線(民陣)が主催した2019年6月16日の大規模デモ。民陣は約200万人が参加したと発表した=香港・湾仔で2019年6月16日午後7時16分、福岡静哉撮影
民間人権陣線(民陣)が主催した2019年6月16日の大規模デモ。民陣は約200万人が参加したと発表した=香港・湾仔で2019年6月16日午後7時16分、福岡静哉撮影

 香港の民主化運動を長年にわたり主導してきた市民団体「民間人権陣線」(民陣)が15日、解散を発表した。香港当局は、反政府的な活動を取り締まる香港国家安全維持法(国安法)を2020年6月に施行して以降、民主派への弾圧を強化。民陣に対して国安法違反容疑で捜査中だと報じられていた。運動の中心組織が解散に追い込まれ、民主派の存続はさらに困難となる。

 香港では02年9月、50以上の政党や民主派団体が参加して民陣を結成した。香港が英国から中国に返還された記念日の7月1日に民主化要求デモを開催するなど、運動をけん引。「デモの街・香港」を象徴する団体だった。

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