WEリーグ開幕日、選手たちがしていたのは「食べ物」作戦会議
毎日新聞
2021/10/7 08:00(最終更新 10/7 08:00)
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11チームによる国内初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が開幕した9月12日、唯一試合がなかったジェフユナイテッド市原・千葉レディースの選手は、本拠地・フクダ電子アリーナ(千葉市)から約2キロ離れた建物内にいた。芝のピッチではなく会議室が舞台。目の前にはボールではなく、食品があった。
「社会的意義がないと単なるサッカーリーグになる。WEリーグから渦のはじめを作り、大きくしていきたい」――。WEリーグの岡島喜久子チェアは力説する。参加クラブは奇数のため、毎節、1チームは試合がない。その日をリーグの理念を推進する日「WE ACTION DAY」と定め、各クラブはさまざまな取り組みを始めた。
千葉が実施した一つが「フードバンク」の活動だ。賞味期限が近づいたり、包装に印字ミスがあったりして廃棄される食品を引き取り、生活困窮者や福祉施設などへ提供するもので、地元の団体「フードバンクちば」(千葉市中央区)に協力した。男子の試合があった11日は、…
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