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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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定番の七つ道具、どんなもの? 公示前に旗立てて演説していいの?

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衆院選候補者の運動員が身につけている「七つ道具」の腕章=福岡県内で2021年10月19日午前10時28分、比嘉洋撮影(画像の一部を加工しています)
衆院選候補者の運動員が身につけている「七つ道具」の腕章=福岡県内で2021年10月19日午前10時28分、比嘉洋撮影(画像の一部を加工しています)

 選挙の時期になるとよく耳にする「七つ道具」。衆院選の公示日にも、都道府県選挙管理委員会から各候補者に無料で交付された。選挙というと候補者のたすきや白手袋などがまず思い浮かぶ。だがこれらは七つ道具ではなく、各陣営が自前で用意するものだ。

 では七つ道具とは。実は全国統一の規定があるわけではなく、公職選挙法などに基づき選管ごとに決めている。一般には①選挙事務所の標札②街頭演説用の標旗③運動員の腕章④選挙カーや船につける表示板⑤拡声器につける表示板⑥乗車・乗船する運動員用の腕章⑦個人演説会用立て札の表示板――の組み合わせが多く、街に繰り出して選挙運動する際に必ず掲げなければならない。船用の道具があるのは離島や川沿いの集落などでの選挙運動用だ。

 交付する七つ道具の数はそれぞれ決まっていて、福岡県選管の場合、例えば候補者の選挙事務所の標札は1陣営に一つ、腕章は計15枚だ。選挙事務所や選挙カー、運動員などの数が公平になるようにするのが目的で、標札や標旗、表示板は許可証のようなものだ。「選挙は七つ道具が届いてからが本番。あるとないとでは熱の入りようが変わる」。19日の公示日、福岡県内で第一声を上げた候補者の陣営関係者はこう強調した。周囲に散ら…

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