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第24回全国高校選抜ラグビー

第24回全国高校選抜ラグビー大会(3月25日~31日)の特集ページです。公式サイト「HANAZONO LIVE」で全試合をライブ配信します。

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身長2m、特技は書道 NZ生まれの19歳がラグビー日本代表に

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長身のロックとして注目を集めた流通経大柏高時代のワーナー・ディアンズ(中央)=東大阪市花園ラグビー場で2021年1月3日、藤井達也撮影
長身のロックとして注目を集めた流通経大柏高時代のワーナー・ディアンズ(中央)=東大阪市花園ラグビー場で2021年1月3日、藤井達也撮影

 身長202センチの体格で、好きな漢字は「守」。13日にポルトガルとのテストマッチに臨むラグビー日本代表の控えメンバーに、19歳のワーナー・ディアンズ(BL東京)が入った。出場すれば高校卒業から半年あまりでの代表デビューだ。スケールの大きなFWにはユニークな横顔がある。

 「ちょっとすごいなあ、と。うれしい」。サクラのエンブレムが付いた代表のウエアに袖を通したディアンズは顔をほころばせた。9月29日に始まった宮崎での代表合宿の一幕だ。高校時代より身長は1センチ伸び、体重は8キロ増えたという。「テレビで見ていた人たちがいて、『すごいなー』と最初は思った。みんな体がでかいし、強い」。コメントに初々しさがにじんだ。

頭一つ抜けた存在感 花園で話題に

 将来の代表候補であるナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)として合宿に招集された。10月のオーストラリア戦でメンバー入りはならなかったが、ロックにけが人が相次いだため、欧州遠征に追加招集された。日本は6日のアイルランド戦に5―60で大敗。立て直しが急がれるポルトガル戦での代表デビューが近付く。

 ニュージーランド(NZ)出身のディアンズは中学2年だった2016年、NEC(現東葛)のコーチに就任した父グラントさんとともに来日した。インターナショナルスクールから強豪の千葉・流通経大柏高に進学。初めて全国高校大会に出場した2年時、身長は既に200センチ。頭一つ大きなディアンズの存在感は抜群で、花園の話題となった。

大器は「日本の盾」になれる

 恵まれた体格に加え、NZでは冬にラグビー、夏に…

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