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COP26と周回遅れの日本 石炭火力温存はリスク=信田真由美(東京科学環境部)

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COP26が開催されたグラスゴーの会場=9日、信田真由美撮影
COP26が開催されたグラスゴーの会場=9日、信田真由美撮影

 国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が英グラスゴーで開かれた。2週間の現地取材で目の当たりにしたのは、もはや「脱石炭」にとどまらず、天然ガスや石油も含めた「脱化石燃料」へと向かいつつある世界の動きだ。そんな潮流を、日本政府は直視できているように思えない。周回遅れではあるが、まずは「脱石炭」の道筋を明確に示すべきだ。

 会議は13日、二酸化炭素(CO2)排出削減対策が講じられていない石炭火力発電の「段階的削減」に向けた努力を加速することを盛り込んだ成果文書を採択し、閉幕した。石炭火力のような具体策を文書に盛り込むのは異例のことだった。

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