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国内のフルーツ消費量が低迷する中、キウイフルーツが人気を集めている。けん引役は本場ニュージーランド(NZ)のゼスプリ社だ。一方で国産キウイも数十年前から栽培され、ちょうどNZ産が途切れる冬から春にかけてシーズンを迎える。NZ産とほぼ競合せずキウイ人気の恩恵に預かっているが、国内産の生産量はなぜかそれほど伸びていない。
生産量全国2位の福岡県の産地を取材すると、大幅に増産できない理由は他の農産物同様、担い手不足だった。主産地の八女市では、栽培が継続できないキウイ農家の畑をJAの仲介で別の農家が担い、何とか生産体制を維持しているという。新規就農ではシャインマスカットやイチゴの栽培希望者はいてもキウイはなかなかいない。栽培用の棚整備に多額の費用がかかり、収穫できるまでに4年ほど要するため、一から始めるにはハードルが…
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