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第104回全国高校野球選手権

第104回全国高等学校野球選手権大会(2022年)の特集サイトです。

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勝っても喜ばない 球児たちの心理と倫理を探った 夏の甲子園

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県岐阜商を破り、校歌が流れるなか整列する社の選手たち=阪神甲子園球場で2022年8月9日、吉田航太撮影
県岐阜商を破り、校歌が流れるなか整列する社の選手たち=阪神甲子園球場で2022年8月9日、吉田航太撮影

 阪神甲子園球場で開催中の第104回全国高校野球選手権大会は13日、新型コロナウイルスの集団感染が発生した4校が登場し、有田工(佐賀)―浜田(島根)、九州学院(熊本)―帝京第五(愛媛)の直接対決がある。県岐阜商、九州国際大付(福岡)を含めた6校が集団感染と判断された中、グラウンド内では「勝っても喜ばない」という場面があった。どんな思いが球児たちを突き動かしたのか。

 最後の打者を打ち取ると、淡々と整列し、表情を緩めることなく校歌を歌った。夏の甲子園初出場で初勝利を飾った社(兵庫)の選手たちに笑みはなかった。

 社は集団感染でベストメンバーを組めなかった県岐阜商と9日の1回戦で対戦し、10-1で勝利した。1失点で完投した社の右腕・堀田柊(3年)は…

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