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ベルリン映画祭便り

毎年2月に開催される「ベルリン国際映画祭」の模様を随時お伝えします。

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ベルリン国際映画祭 フォーラム部門で日本の若手監督の作品2本上映

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第73回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門で、「すべての夜を思いだす」の上映後、助監督についた太田達成さん(左)とともに観客と質疑応答する清原惟監督=ベルリンで2023年2月18日、勝田友巳撮影
第73回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門で、「すべての夜を思いだす」の上映後、助監督についた太田達成さん(左)とともに観客と質疑応答する清原惟監督=ベルリンで2023年2月18日、勝田友巳撮影

 開催中の第73回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門で、日本の若手監督の作品が2本、上映された。フォーラム部門は強い個性を持った作品を集めている。

 出品されたのは清原惟監督の「すべての夜を思いだす」と太田達成監督の「石がある」。ともに東京芸大大学院の修了生で、互いの作品の助監督に付いた。今回はそろっての出品となった。

 「すべての夜を思いだす」は18日に初上映。清原監督は大学院の修了作品「わたしたちの家」が2018年に同じフォーラム部門で上映されていて、2作続けての参加だ。東京・多摩ニュータウンを舞台に、世代の異なる3人の女性のエピソードを重ねる。劇的な展開があるわけではないが、それぞれの人物の感情を丹念にすくい取る。自主製作映画のコンテスト、ぴあフィルムフェスティバルの助成を受けて製作された。

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