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Biz 九州・山口経済 西鉄 稼ぎ頭は「国際物流」 3月期決算 売上高4946億円の半分占める /福岡

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2023年3月期連結決算について説明する西日本鉄道の林田社長
2023年3月期連結決算について説明する西日本鉄道の林田社長

 鉄道やバス、都市開発などで知られる西日本鉄道が、新型コロナウイルス禍の3年間で収益構造を大きく変えている。グループ売上高の半分近くを占めるまで成長したのは国際物流事業。コロナ禍で運輸業が打撃を受ける中、グループ売上高は過去最高を更新した。【久野洋】

コロナで収益構造変化

 国際物流は、航空会社の代理店として1948年に始めた。輸出に必要な通関手続きなども手掛け、メーカーなど荷主と航空会社の仲介手数料が西鉄の収入だ。成田空港近くの物流基地などに国内の荷物を集めて海外に送るほか、29カ国・地域に拠点を置き、受注を拡大してきた。

 2010年代以降、物流部門の売上高はグループの約2割を占める700億~800億円規模で推移。主力の運輸や流通と並ぶ規模へと成長し、19年3月期に初めて1000億円を超えた。

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