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季語刻々

  • 冷たさをもて滑らかに酢牡蠣かな

     ◆昔 ◇冷たさをもて滑らかに酢牡蠣(すがき)かな 松根東洋城 冷たさと滑らかさが酢牡蠣のうまさを伝えるだろう。東洋城は漱石門下の俳人、俳句雑誌「渋柿」を主宰し…

    (2017年12月15日 03:39)

  • 酢牡蠣吸う荷崩れおこすような喉

     ◆今 ◇酢牡蠣(すがき)吸う荷崩れおこすような喉 日高玲 「荷崩れおこすような喉」は、びっくりするくらいにうまかった、ということの比喩だろうか。多分そうだろう…

    (2017年12月14日 02:35)

  • 古家のゆがみを直す小春かな

     ◆昔 ◇古家のゆがみを直す小春かな 与謝蕪村 厳冬にそなえて古い家の修理をする、というのが今日の句。家がゆがんで、たとえば窓に隙間(すきま)ができているのだろ…

    (2017年12月13日 03:21)

  • 小春日やバイクの手入地に坐して

     ◆今 ◇小春日やバイクの手入地に坐(ざ)して 岩田由美 季語「小春日」(小春、小春日和ともいう)は今の時期の春を思わせる上天気。句集「雲なつかし」(ふらんす堂…

    (2017年12月12日 03:17)

  • 累々と徳孤ならずの蜜柑かな

     ◆昔 ◇累々と徳孤(とくこ)ならずの蜜柑(みかん)かな 夏目漱石 累々は重なり合うようす。「徳孤ならず」は「論語」(里仁篇)にある「子曰(いわ)く、徳は孤なら…

    (2017年12月10日 03:18)

  • テーブルの蜜柑かがやきはじめたり

     ◆今 ◇テーブルの蜜柑(みかん)かがやきはじめたり 鳴戸奈菜 「蜜柑」は冬の季語。暖房を使う時期になるとがぜん美味になる。ミカンの季節が来た、という感じがする…

    (2017年12月9日 03:06)

  • 子を負ふて大根干し居る女かな

     ◆昔 ◇子を負ふて大根(だいこ)干し居る女かな 正岡子規 私は1944年の生まれだが、少年時代、赤ちゃんはたいてい負われていた。小学生の女の子たちは妹や近所の…

    (2017年12月8日 03:11)

  • 朝焼の美しかりし干大根

     ◆今 ◇朝焼の美しかりし干(ほし)大根 石田郷子 美しいのは朝焼け、そして干大根だ。「美しかりし」と過去形になっているから、干大根には何度も朝焼けがあり、美し…

    (2017年12月7日 03:29)

  • あかあかとおこりたる火や冬座敷

     ◆昔 ◇あかあかとおこりたる火や冬座敷 久保田万太郎 この句の火は火鉢の火。冬座敷には火鉢がつきものだった。私の体験では、火鉢があったのは大学生だった昭和40…

    (2017年12月6日 02:57)

  • 冬座敷かつて昭和の男女かな

     ◆今 ◇冬座敷かつて昭和の男女かな 宇多喜代子 この句、眼前にあるのは冬座敷(冬向きにしつらえた座敷)である。そこにかつて昭和の男女がいた、というのだろうか。…

    (2017年12月5日 03:37)

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