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季語刻々

<季語刻々>季節折々の句を紹介します。

  • フロリダへ行きたし雪の日なりけり

     ◆昔 ◇フロリダへ行きたし雪の日なりけり 星野麥丘人(ばくきゅうじん) 作者87歳の作。句集「小椿居以後」(2014年)から。この句を詠んだ翌年、彼は他界した…

  • 昔男ありけり雪の墓なりけり

     ◆今 ◇昔男ありけり雪の墓なりけり 大石悦子 伊勢物語ふうに昔の恋人をしのんだ句。ふたつの「けり」が、たとえば三味線の哀調を感じさせる。ところで、今日は小正月…

  • 中年や独語おどろく冬の坂

     ◆昔 ◇中年や独語おどろく冬の坂 西東三鬼 「独語おどろく」は自分の独り言にびっくりした、という意味。無意識のうちに独り言を言ってしまう、それが中年だと作者は…

  • しよんぼりと冬のバナナを買ひ足しぬ

     ◆今 ◇しよんぼりと冬のバナナを買ひ足しぬ 森賀まり この情けないというか、やや悲観的な光景、好きだなあ。買い足した冬のバナナは、特売品売り場の黒ずんだ安いバ…

  • 蝶墜ちて大音響の結氷期

     ◆昔 ◇蝶墜(ちょうお)ちて大音響の結氷期 富沢赤黄男(かきお) 私は愛媛県立川之石高校の出身である。高3の一時期、学校のそばへ下宿していたが、その頃、赤黄男…

  • 氷るものこほり太陽上りけり

     ◆今 ◇氷(こほ)るものこほり太陽上りけり 井越芳子 氷結するもの、たとえば池や川はすべて凍り、氷の世界になった感じ。そこへ太陽が昇る。太陽は氷を解かすのか、…

  • ラガーらの雄しべのごとく円となる

     ◆昔 ◇ラガーらの雄しべのごとく円となる 加藤三七子(みなこ) ラガーたちがスクラムを組んでいる光景だ。それを「雄しべのごとく」と表現したのが面白い。ラグビー…

  • ラガーらの眼に一瞬の空戻る

     ◆今 ◇ラガーらの眼(め)に一瞬の空戻る 阪西敦子 試合の途中の一瞬の光景だろう。映像が静止して、ラガーたちの目に青空が映っている。このような光景、実際に見る…

  • 花よりも名に近づくや福寿草

     ◆昔 ◇花よりも名に近づくや福寿草 千代女 花としての美しさではなく、名前のめでたさが福寿草の魅力だ、と江戸時代の加賀の国の俳人、千代女は言う。たしかにその通…

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