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季語刻々

  • 薄氷の裏を舐めては金魚沈む

     ◆昔 ◇薄氷の裏を舐(な)めては金魚沈む 西東三鬼 「薄氷」はウスライ、またウスゴオリ。早春の季語だ。今日の句、薄氷が張って、キンギョがその氷の裏を舐めて沈ん…

    (2019年2月23日 02:06)

  • 水溜りにもうすらひの汀あり

     ◆今 ◇水溜(たま)りにもうすらひの汀(みぎわ)あり 行方克巳 「うすらひ」は春さきに薄く張る氷を指す。「うすごおり」とも言い、どちらも「薄氷」の字をあてる。…

    (2019年2月22日 02:16)

  • 丘の上に中学校と春の雲

     ◆昔 ◇丘の上に中学校と春の雲 遠藤梧逸 丘に中学校があって、さらにその校舎の上に春の雲がぽっかりと浮いている。なんだか夢がいっぱい、という感じの風景だ。作者…

    (2019年2月21日 02:49)

  • 母乳ってたんぽぽの色雲は春

     ◆今 ◇母乳ってたんぽぽの色雲は春 神野紗希 季語「雲は春」は春を感じる雲、もちろん早春の雲だ。この句、雲も「たんぽぽの色」をしているのか。地のたんぽぽ、空の…

    (2019年2月20日 03:26)

  • 梅が香にのつと日の出る山路かな

     ◆昔 ◇梅が香にのつと日の出る山路かな 松尾芭蕉 のっと、というオノマトペ(擬態語)に、昇ったばかりの太陽の生々しさを感じる。芭蕉には「手鼻かむ音さへ梅の盛り…

    (2019年2月19日 03:35)

  • 搾乳の湯気もうもうと梅咲けり

     ◆今 ◇搾乳の湯気もうもうと梅咲けり 中村和弘 搾乳はヤギや牛の乳をしぼること。この句、牛の乳しぼりだろうか。すぐそばで梅がほころんでいる。「湯気もうもう」に…

    (2019年2月18日 02:08)

  • まんさくや春の寒さの別れ際

     ◆昔 ◇まんさくや春の寒さの別れ際 籾山梓月(もみやま・しげつ) 昨年の今ごろ、仲間と町を歩いていた。「あっ、マンサク!」と言ったら、横を歩いていた知人が、「…

    (2019年2月17日 02:31)

  • 旧道を好み白壁とまんさくと

     ◆今 ◇旧道を好み白壁とまんさくと 村上和巳 マンサクは余寒のなかで他の花に先駆けて咲く。それで、まず咲くがなまってマンサクになったという。縮れた黄色い花だ。…

    (2019年2月16日 02:36)

  • ねこの子や親を離れて眠り居る

     ◆昔 ◇ねこの子や親を離れて眠り居る 村上鬼城 漱石の「吾輩は猫である」の猫は、学生によってササ原へ捨てられた。猫はそこから自力ではい出し、ある家の台所へ忍び…

    (2019年2月15日 02:50)

  • 子猫抱きかたむき歩く女の子

     ◆今 ◇子猫抱きかたむき歩く女の子 宇多喜代子 「かたむき歩く」という表現がいいなあ。女の子と子猫が一体化していて、まるで命のかたまりみたい。句集「森へ」から…

    (2019年2月14日 02:26)

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