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高樹のぶ子・歳時記

  • 秋出水 /福岡

     川幅はずいぶん狭くなったけれど、水は良く澄んで水音も軽やかに聞こえる。大人(おとな)しく穏やかな、心を癒やす小川に生まれ変わったのだ。小川というより、せせらぎ…

    (2018年9月5日 14:51)

  • 出目金 /福岡

     空が裂けるような暑さの中、野球の試合に負けて戻ってきた翔太は、靴を脱ぎ捨ててダイニングルームに走り込んだ。「負けたん?」 腰が痛くて、テーブルの傍(そば)のソ…

    (2018年8月8日 14:33)

  • 笹まつり /福岡

     夜空の星々は、地球上の様々な思いを反映し吸い取ってきた。亡くなった人が星になる、という感覚は世界共通なのだろう。本当は地下に埋葬(まいそう)されたり、土に還(…

    (2018年7月4日 15:05)

  • 鳴神月 /福岡

     ◇鳴神月(なるかみづき) 歌舞伎十八番に「鳴神(なるかみ)」という、なかなか艶(つや)めいたお芝居がある。今の言葉で言うハニートラップ、甘い罠で信仰心厚い男を…

    (2018年6月6日 15:10)

  • 翡翠 /福岡

     五月の誕生石は緑色をしている。代表的なのがエメラルドと翡翠(ひすい)。緑色は目にも美しく精神にも落ち着きを与えてくれるし、何より大自然の営みや樹木の新芽を思わ…

    (2018年5月2日 14:05)

  • エイプリールフール /福岡

     昔の物語には、しばしば翁(おきな)と媼(おうな)が登場するけれど、穏やかな容姿が特徴的で、大抵は杖(つえ)をつき、腰は曲がり、翁は白髪に白い髭を垂らしていて、…

    (2018年4月4日 16:12)

  • 春の闇 /福岡

     身体は謎に満ちている。視界に入っているはずなのに網膜が認識していないのかまるで見えていなかったり、見えるはずのないものが、たしかに在った、この目で見た、と確信…

    (2018年3月14日 15:27)

  • 猫の恋 /福岡

     何十年と経(た)つうち、人との出逢(であ)いや出来事のほとんどは忘れられてしまうもの。目の前のことや明日への準備、家族や仕事への算段。頭の中を占領している雑事…

    (2018年2月7日 14:49)

  • ほとほと /福岡

     間違えそうになるけれど、ほとほと嫌になった、のほとほとではない。擬音語(ぎおんご)に、ほとほと、というのがある。 では、どんな音を表しているのだろう。耳と感性…

    (2018年1月10日 15:26)

  • 寒苦鳥 /福岡

     インドの北方、というからヒマラヤに近い高山だろうか、寒苦鳥(かんくどり)という名の鳥が棲(す)んでいるという。 極寒の地だというのに、寒風から身を守る巣を作る…

    (2017年12月6日 14:03)

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