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定型の窓から

俳人・片山由美子さんによるエッセーです。

  • 彩りに心を委ねて=片山由美子

     ◇山茶花は白一色ぞ銀閣寺 小沢碧童 ◇茶の花や母の形見を着ず捨てず 大石悦子 今日は立冬。住宅地を歩いていると、生垣の山茶花(さざんか)が目につく。つい先日ま…

    (2018年11月7日 13:02)

  • 感覚でとらえる「秋」=片山由美子

     ◇水べりを歩いてゆけば秋の声 黛執 ◇仮の世に秘めごと多しおけら鳴く 市堀玉宗 「秋の声」という季語がある。具体的に何かの声というわけではなく、風の音や木々の…

    (2018年10月3日 13:16)

  • 蝉の声から知る世界=片山由美子

     ◇聞くうちに蝉は頭蓋の内に居る 篠原梵 ◇どの木よりつくつくぼうし始まるか 杉浦圭祐 毎年8月から9月にかけて、筆者の恒例の仕事になっているのが、海外子女文芸…

    (2018年9月5日 15:02)

  • 異常気象と季語=片山由美子

     ◇目のついてゆけぬ迅さの出水川 藤崎久を ◇秋たつや川瀬にまじる風の音 飯田蛇笏 各地で記録的な暑さが続くなど、日本は異常気象のまっただ中にある。例年なら梅雨…

    (2018年8月1日 15:04)

  • 「諷詠」三代の祇園祭=片山由美子

     ◇東山回して鉾を回しけり 後藤比奈夫 ◇ころはよし祇園囃子に誘はれて 後藤立夫 いよいよ夏本番。7月は祭(まつり)の季節である。春祭はその年の豊作や豊漁を祈願…

    (2018年7月4日 12:37)

  • 個の世界 しなやかに=片山由美子

     ◇帆を降す白夜の運河のぼり来て 有馬朗人 ◇いつかむかしの青空今年竹仰ぎ 友岡子郷 電車で、毎日のようにリクルートスーツ姿の女子学生と乗り合わせる。まだ就職先…

    (2018年6月6日 13:07)

  • 老いに磨かれる輝き=片山由美子

     ◇蒸鰈ひとりの夕餉すぐ終る 須賀一惠 ◇老いゆくは新しき日々竜の玉 深見けん二 東京・駒場の日本民藝館で開催中(4月3日~6月24日)の「柚木沙弥郎の染色-も…

    (2018年5月2日 13:02)

  • 瞬時に句材見分ける目=片山由美子

     ◇新緑の中の使はぬ焼却炉 ◇扇風機ややありて飛ぶメモ用紙 昨年は、将棋の藤井聡太四段が日本中の注目を集めた。既に六段となり、七段をうかがう位置にまで進んでいる…

    (2018年4月4日 12:01)

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