クラシックナビ
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びわ湖ホールから
バリトンの美声に浸る 大西宇宙 渾身のプログラム /滋賀
2023/9/29 05:09 686文字今、若手バリトン歌手の筆頭として日本の声楽界を席巻している大西宇宙(たかおき)の五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表のリサイタルが10月22日に行われます。 大西とびわ湖ホールの出会いは2018年。ある日、声を聴いてほしいと当時の芸術監督、沼尻竜典氏に連絡があり、新年早々、大ホールで歌ってもらっ
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びわ湖ホールから
「フィガロ」ダイジェストで 4年ぶり「ハロウィン・ナイト」も /滋賀
2023/9/21 05:14 750文字雄大な琵琶湖を眺めながら音楽を楽しむひと時を過ごすびわ湖ホールロビーコンサート。コロナ禍の休止を経て7月より再開し、10月は2本立てで開催します。 まず、1日は1週間後に幕を開ける「オペラへの招待『フィガロの結婚』」から聞きどころ、見どころを、びわ湖ホール声楽アンサンブルのフレッシュ・メンバーが上
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音のかなたへ
存在の不安
2023/9/17 02:00 1259文字自分の人生がどこへ向かうか、知っている人はいない。 野又穫(1955年~)の絵を見ると、道に誘われる気がする。それは、かつて行った道であったのか、これから行く道であるのか。 野又の絵の多くは建造物を描いている。塔であったり、ビルであったりするが、どれも不思議な造形だ。建物の多くに階段が付いている。
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びわ湖ホールから
大みそか、華やかに彩って 合唱団など参加募集 /滋賀
2023/9/15 05:06 757文字びわ湖ホールで大みそかに開催する「ジルベスター・コンサート」、今年もジルベスター合唱団とファンファーレ隊の参加者を募集します。参加者はプロの指揮者や演奏家の指導のもと、本番までに何度も練習を積み、そうそうたる出演者とともに大ホールの舞台に立ちます。今年は指揮にヨーロッパの歌劇場で要職を務めたキンボ
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びわ湖ホールから
メゾソプラノ、神髄を披露 世界で引く手あまた 藤村実穂子が初登場 /滋賀
2023/9/8 05:12 660文字毎年7月から8月にかけてワーグナーのオペラ・楽劇のみを上演するバイロイト音楽祭。ここに2002年にデビュー以来9年連続で出演し、メゾソプラノの主要な役をすべて務め、見事に歌い切ったことなどで「現在最高のメゾソプラノの一人」と称され、世界中で引く手あまたの藤村実穂子がびわ湖ホールに初登場します。 今
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びわ湖ホールから
祝祭色豊か「フィガロの結婚」 今春、芸術監督に就任 阪哲朗が指揮 /滋賀
2023/9/1 05:06 745文字びわ湖ホールでは、10月にびわ湖ホール「オペラへの招待」でモーツァルト作曲、屈指の名作オペラ「フィガロの結婚」を上演します。オペラとしては極めてリーズナブルな料金で本格的な公演を楽しめるとあって、人気の高いシリーズです。 指揮は、今年4月に当劇場の芸術監督に就任した阪哲朗が務めます。就任後初のオペ
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びわ湖ホールから
至宝の音色、間近で ストラディバリウスを名手が演奏 /滋賀
2023/8/25 05:08 691文字イタリアの名バイオリン製作者、ストラディバリによる弦楽器は、ストラディバリウスと呼ばれ、オークションで高値が付いたことがニュースになるなど、至宝の代名詞として広く知られています。 9月9日に行われるべロニカ・エーベルレのバイオリン・リサイタルでは、約300人のアットホームな空間の小ホールで、この至
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音のかなたへ
笹舟の行方
2023/8/20 02:01 1244文字子どものころは、夏、気温30度を超すのが待ち遠しかった。30度を超した日は「アイスキャンディーを食べていい」と家の規則で決まっていたからだ。柱に掛かっている黄色っぽい木の寒暖計とにらめっこし、「℃(セ氏)」側の30と刻まれている目盛りの線に透明な管の銀色の液体が届くと、お金をもらってアイスキャンデ
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びわ湖ホールから
初心者も楽しめる名曲 超一流の演奏、子供たちも触れて /滋賀
2023/8/18 05:02 905文字「びわ湖ホール名曲コンサート」は、「クラシックを聴くのが初めて」という方にも自信を持っておススメする名曲を一流のアーティストが演奏する公演です。 このコンサートに日本を代表するピアニスト、田村響が出演します。2007年、弱冠20歳でロン・ティボー国際音楽コンクールで優勝、以来、日本のみならず世界か
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びわ湖ホールから
「ピノ」×日本のうた魅力満載 ピアノの音色に合わせ声楽披露 /滋賀
2023/8/4 05:41 782文字びわ湖ホールのロビーに常設されている、木目調が美しいスタインウェイピアノ。びわ湖ホール初代芸術監督の若杉弘氏が自宅で愛用したもので、氏の愛称にちなんで“ピノ”と名付けました。このピアノの明るくやわらかな音色を、ぜひ皆さんにお聴かせしたい! “ピノ”シリーズはそんな思いから生まれ、今年で9回目を数え
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びわ湖ホールから
2人の美声に酔いしれよう 大注目のバリトン歌手登場 /滋賀
2023/7/27 05:03 854文字今、日本のオペラ界で大注目のバス・バリトン歌手2人が10月、次々と登場します。 まず10月7日に幕を開けるオペラ「フィガロの結婚」(全6公演)。その題名役(フィガロ)として平野和(やすし)が登場します。 平野はウィーン在住。2008/09シーズンから21/22シーズンまでウィーン・フォルクスオーパ
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びわ湖ホールから
先入観を持たずに鑑賞を 音楽との出会いも一期一会 /滋賀
2023/7/21 05:09 674文字“クラシック音楽”というと「敷居が高い」「分からない」「長い」というイメージをお持ちの方もおられるかもしれません。そのために避けてきたのであれば、食わず嫌いはもったいない。料理やお酒と同じで、音楽もまず自分の耳で味わってみてはいかがでしょうか。 びわ湖ホールでは8月26日に「マーラー・シリーズ」と
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音のかなたへ
夏の足音
2023/7/16 02:00 1270文字夏は、足音が聞こえる。 ほかの季節に比べて、開放的な状況が生まれやすいからだろうか。過ぎてゆく衣(きぬ)擦(ず)れ、夕立を予告する遠雷、実際の音以外にも、気配が聞こえるときもある。草津(群馬県)の夏の音楽祭へ行ったときは、晴れていた空がにわかに灰色になり、並木が続く一本道の遠くから、順に木々がぬれ
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びわ湖ホールから
25年目の祝祭コンサート 得意のオペラで歴史振り返り /滋賀
2023/7/14 05:25 718文字1998年9月5日に開館したびわ湖ホールは今年、25年目を迎えます。それを記念し、9月17日に「オペラ ガラ・コンサート」を開催します。 「ガラ」とはイタリア語で「祝祭」を意味します。びわ湖ホールは開館時より毎年1本、ホールで一から作り上げる「プロデュースオペラ」を開催するほか、「オペラ歌手」を劇
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びわ湖ホールから
オペラ歌手が歌う日本の歌 童謡やポップス楽しんで /滋賀
2023/7/7 05:04 707文字普段はオペラ歌手として活躍するびわ湖ホール声楽アンサンブル。その彼らがオペラ歌手として培った高い技術と美しい声で、日本の童謡や唱歌、そしてポップスを歌いあげる公演「美しい日本の歌」は、毎年好評をいただいています。 4年目となる今年は、8月にびわ湖ホールのほか、米原市の文化産業交流会館で1公演、そし
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びわ湖ホールから
華麗なるオケの世界届ける 喜古恵理香×センチュリー響 /滋賀
2023/6/29 05:04 683文字オペラ「カルメン」の作曲者ビゼーは「アルルの女」という劇音楽を書いています。南仏・プロバンスを舞台にした悲劇を、オーケストラのさまざまな楽器が彩り豊かに表現しています。その中からビゼー自身が選んだのが「第1組曲」。作曲家の死後、友人が選んだのが「第2組曲」です。第1組曲の勇壮な「前奏曲」、第2組曲
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びわ湖ホールから
ロビーに響く、星のうた 来月2日 3年半ぶりミニコンサート /滋賀
2023/6/23 05:10 660文字琵琶湖の雄大な景色を背景に、びわ湖ホールのメインロビーで一流のアーティストによる演奏をお届けする「びわ湖ホール ロビーコンサート」。2020年2月に開催して以来、コロナ禍で長らくお休みしていましたが、このたび約3年半ぶりに復活します。 入場無料、事前申し込み不要で、乳幼児連れの方、小さなお子さまな
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音のかなたへ
昼のさなかに
2023/6/18 02:01 1279文字蝶(ちょう)が飛んでいると、周りの空が晴れやかに感じられる。大気に親しみが生まれ、一緒に花を見たり蜜を探したり、近くの空なら、自分も飛べそうな気もする。しかし紫外線をも受け付ける蝶の目は、晴れた日も黒く見える世界を飛んでいるらしい。 小学生のとき、先生に連れられて皆で、捕虫網とカゴを持って石神井公
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びわ湖ホールから
歌唱レッスンを一般公開 声楽アンサンブル 来月、林康子さん招き /滋賀
2023/6/16 05:08 658文字全国から厳しいオーディションを経て選ばれた声楽家集団、びわ湖ホール声楽アンサンブル。7月に開催する「声楽曲研修」は、プロの声楽家であるびわ湖ホール声楽アンサンブルのメンバーが歌唱レッスンを受ける様子を一般公開するもので、歌手として成長する過程を間近にみることができる貴重な機会です。 今回講師として
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びわ湖ホールから
非日常の演奏体験を 出演者募集 ジャンル、楽器問わず /滋賀
2023/6/9 05:04 651文字普段は一流のアーティストが多く出演するびわ湖ホール小ホールで、仲間と一緒に合奏を楽しむなど、演奏する喜びを味わいませんか? 今年で15回目を迎える恒例の「アンサンブルの楽しみ~演奏家のつどい~」では、出演者を募集しています。 これまでに、県内外から一般公募で選ばれたさまざまなアンサンブルやソリスト
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