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Interview

平野啓一郎さん 「小さな声」に耳を澄ます 小説『マチネの終わりに』で描いたこと

=東京都千代田区で

 繊細なクラシックギターを通奏低音とし、40代の恋愛や生きづらさを描く平野啓一郎さんの小説『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)が好評だ。本紙朝刊に昨年3月〜今年1月連載され、幅広い年代から支持を集めた。平野さんに聞いた。【鶴谷真】

 マチネとは昼の公演のこと。主人公の蒔野(まきの)は天才的なギタリストだ。「大声競争のような資本主義社会の中で、現代人の疲れを感じていました。耳を澄まさないと味わえないクラシックギターを小説に書こうと思いました」。心に傷を負ったイラク難民の若い女性を、蒔野が演奏で癒やす場面がある。小さな音色に導かれた描写という。

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