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青森県弘前市のスペース・デネガで=梅津時比古撮影

 陶芸作家の吉村利美は、自作のふた物(ふたのある陶器)の姿について<今日も口を閉じ 黙っている>と書き残している。作品を沈黙が支配している。

 一昨年の11月に亡くなった吉村の「追想展 使者の記憶」が、創作の場を構えていた青森県弘前市で開かれた(1月19~30日、スペース・デネガ)。

 集められたおよそ100点は、大別してふた物、びん、陶板に分けられる。びんの別の形態として塔があり、ふた物の原形としてオブジェがあるのだろう。布地を思わせる静かな色合いの肌を持つそれらの、根っこは共通している。

 それは、吉村の作品が訴えかけてくる「傷」である。初期のオブジェは石を立像のようにとらえた「賽(さい…

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