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ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018

今年注目の公演とアーティストを紹介

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018のメインビジュアル(池袋バージョン)

昨年は3日間で42万人が訪れた日本最大のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。14回目となる今年は名称を「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」に変え、5月3 日(木・祝)、4 日(金・祝)、5 日(土・祝)の3日間、大手町・丸の内・有楽町、また新たに池袋エリアでも開催される。テーマは「UN MONDE NOUVEAU(モンド・ヌーヴォー)-新しい世界へ-」。2月16日にとしまセンタースクエア(豊島区)で行われた記者会見では、同音楽祭のアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンが「今年注目の公演やアーティスト」について語った。【西田佐保子】

公演数は無料公演含め約400 

 「2005年に音楽祭がスタートした当初から、“音楽提供の実験室”であり続けたいと言い続けてきた。今年もその進化していく様を感じていただけると確信している」。KAJIMOTOの梶本眞秀社長らのあいさつで、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」の記者会見はスタートした。

 仏・ナント発のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」は、一流アーティストによる1公演約45分のクラシックコンサートを低価格で楽しめるイベント。今年から、大手町・丸の内・有楽町エリアに加え、「ルネが視察のために何度も足を運んだ」という池袋エリアでも開催される。それぞれメイン会場となる、東京国際フォーラムのある有楽町駅から、東京芸術劇場のある池袋駅までは東京メトロ有楽町線で19分。ルネは、「二つの街の聴衆が交じり合うのが理想。ファイナルコンサートは、東京芸術劇場と東京国際フォーラムで行われるので、ぜひハシゴしてほしい」と語った。

 公演数は有料公演が、大手町・丸の内・有楽町エリアで125公演、池袋エリアで53公演のトータルで178公演。昨年の122公演に比べて56公演増え、無料公演も含めると約400公演を予定している。テーマは「UN MONDE NOUVEAU -新しい世界へ-」。ショパン、ラフマニノフ、プロコフィエフ、コルンゴルトなどの「亡命・移住を余儀なくされた作曲家」、ヘンデル、スカルラッティ、ドヴォルザーク、アルベニスなど「自らの意思で新たな土地を目指して移住した作曲家」、ベートーヴェンやシューベルトなど「自らの心の奥底に潜って新たな世界を求めた“精神的亡命者”ともいえる作曲家」を取り上げる。

ルネが語る今年イチ推しの曲

「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」のアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタン(中)と、KAJIMOTOの代表取締役社長、梶本眞秀(右)(c)大杉隼平

 続いてルネは、作曲家別に注目曲を紹介した。ラフマニノフは、死の3年前に書かれ、彼自身が自分の最後のきらめきだと証言した交響的舞曲と、アメリカで出合ったジャズの影響が感じられるピアノ協奏曲第4番。ドヴォルザークは、アメリカ滞在中に作曲したチェロ協奏曲と、現地の黒人霊歌やアメリカインディアンからの影響が見られる交響曲第9番。プロコフィエフは、ロシアで作曲に着手してフランスで完成し、自身の演奏によって1921年にシカゴで初演されたピアノ協奏曲 第3番と、アメリカのユダヤ系ロシア人から依頼されて作曲したヘブライの主題による序曲。他にも、バルトークの管弦楽のための協奏曲、グレチャニノフのミサ・エキュメニカなどをピックアップした。

初登場のアーティストに注目

 今年はラ・フォル・ジュルネ初登場のアーティストが例年よりも多い。その中で注目のアーティストとして最初にルネが挙げたのが、フランス人ジャズピアニストのポール・レイだ。「フランスジャズ界で最も名誉あるジャンゴ・ラインハルト賞を15年に受賞したアーティスト。今回、チャップリンのサイレント映画『チャップリンの移民』に合わせてピアノで即興する。お子さんにも見てほしい作品」

 イチ推しのヴァイオリニストに、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を演奏する85年生まれのアレーナ・バーエワ、16年のチャイコフスキー国際コンクールでヴァイオリン部門第3位に入賞したアレクサンドル・コヌノヴァ。「素晴らしいとしか言いようがない」と評したのが、アルバニアの血をひく20歳のピアニスト、マリー=アンジュ・グッチ。ラフマニノフの練習曲集「音の絵」やショパンのスケルツォ第2番などを演奏する。

 他にも、マルチな才能を誇るクレズマー・クラリネットの第一人者Yom(ヨム)、心を揺さぶる声を持つフォークシンガーのピアース・ファッチーニなど今回のテーマならではのユニークなアーティストが初登場する。

 有料公演のチケットの一般発売は3月17日(土)から、東京国際フォーラム、各種指定プレイガイド、東京国際フォーラム地上広場ボックスオフィスでされる。詳細は、ラ・フォル・ジュルネ公式ウェブサイト(https://www.lfj.jp/lfj_2018/)まで。

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