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世界平和コンサート

名古屋の合唱団、旧ユーゴ楽団と

第九の合唱を練習する名古屋市民コーラスの団員たち=名古屋市中区の音楽プラザで2018年9月11日午後6時59分、山田泰生撮影

 来年創立60周年を迎える愛知県内最大規模の合唱団「名古屋市民コーラス」が17日、「世界平和コンサートin名古屋2018」を開催する。旧ユーゴスラビアの民族共栄を願って07年に結成された「バルカン室内管弦楽団」(BCO、柳澤寿男音楽監督)の日本公演の一つで、ベートーベンの「第九」を披露する。市民コーラスの伊藤市朗団長(66)=同県みよし市=は「音楽を通じて、対立を超えて平和のメッセージを伝えたい」と話す。

     1959年に発足した市民コーラスは、30~80代の会社員や公務員、主婦ら約200人でつくるアマチュア合唱団。13年の定期演奏会で指揮を担当した柳澤さんの「世界平和コンサート」へ向けての取り組みに共鳴し、14年に初めて名古屋公演を共催した。

     柳澤さんは旧ユーゴを中心に活動する日本人指揮者として知られる。バルカン半島の民族共栄のためにBCOを組織して09年5月、コソボ北部ミトロビツァで、セルビア人、アルバニア人、マケドニア人を楽団員とする民族混成オーケストラによる歴史的なコンサートを実現させた。

     BCOは10年、ニューヨーク国連総会のイベントに参加してバルカン諸国の大統領や首相の前で演奏を披露して大きな話題を集めた。15年から各国で「世界平和コンサート」を展開している。楽団員は現在、セルビア・コソボなど6か国の約25人で構成される。

     「第九」と呼ばれる交響曲第9番「合唱付き」はドイツの詩人シラーの「歓喜に寄す」をフィナーレで大合唱する。今年は日本での演奏100年の節目だ。

     伊藤団長は「第九は『世界の人はすべて兄弟だ』と歌い上げる。音楽は民族も国境も言語も超えます。平和を祈念する思いを届けたい」と来場を呼びかける。

     会場は名古屋市中区金山1の日本特殊陶業市民会館で、午後2時半開演。同2時15分からの「プレトーク」で柳澤さんと女優の秋野暢子さんが対談する。第九のほか、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」も演奏する。指定席3500円、自由席2500円。問い合わせは市民コーラスの長縄光延さん(090・1721・3715)。【山田泰生】

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