サクサク検索「毎索(マイサク)」明治から平成まで検索可能な、進化したデータベース

毎索(マイサク)
 

活用事例のご紹介

 公共図書館や大学図書館で、「毎索」を使われている利用者のみなさんに日々接していらっしゃる図書館関係者の方々に、活用の仕方をお聞きしました。

大阪市立中央図書館

大阪市立中央図書館

「毎索」の利用状況、公共図書館としての新聞記事データベースの活用について、大阪市立中央図書館(大阪市西区)利用サービス担当の長谷部絵理担当係長、外丸須美乃司書に伺いました。同館は商用データベースの利用促進に力を入れており、市民からだけでなく、市役所内各部署の職員からの問い合わせに対しても、新聞記事データベースが頻繁に活用されているそうです。

Q 新聞記事データベースの利用状況は

A 当館はオフィス街に立地するため、多くのビジネスマンが利用します。ホームページによる告知などで利用者数は増加しています。夕方の利用が多く、しばしばアクセスオーバーも発生します。

Q どのような記事が検索されていますか

A 興味のあるテーマの古い記事を検索しているケースが多いようです。例えば過去の地震を知りたい時に、各社の新聞記事データベースが役に立ちます。紙面に掲載された写真を見るためなのか、テキスト(文字データ)の記事より、紙面イメージのニーズが高いと思います。

Q 新聞記事データベースの長所は

A 当館が所蔵する新聞縮刷版には収録されていない都道府県の地方版を検索できることが便利です(「毎索」は1994年以降順次収録)。また、大阪市内の地域図書館はマイクロフィルムを所蔵していないため、手軽に記事検索ができるツールとして重宝しています。マイクロフィルムの劣化や新聞縮刷版の保管場所の問題などが解決できるものだと思います。

Q 「毎索」の活用事例をお聞かせ下さい

A 大正区にまつわる小説、作家、著名人を探すレファレンスで、同区出身の作家・柴崎友香さんの記事がヒットし、「毎索」の検索結果が最も役に立ちました。2012年に開催した「夏休みは図書館で誕生日の新聞をさがそう」という子ども向けイベントで、「毎索」が一番最近までの紙面イメージを閲覧でき、家族の誕生日の新聞を手にした子ども達は喜んでいました。

Q 庁内レファレンスでの活用状況は

A 新聞記事データベースなしでは庁内レファレンスがスムーズにいかないほどの活用頻度です。特に判例に関する問い合わせでは、判例データベースにない仮処分となった事件の記事が収録されているので重宝しています。議会対応の質問事項や公共施設に関する大阪市と他都市事例との比較、訴訟関連、自然災害などの調査でもよく利用しています。

千代田区立日比谷図書文化館

千代田区立日比谷図書文化館

「毎索」の利用状況、公共図書館としての新聞記事データベースの活用について、千代田区立日比谷図書文化館(東京都千代田区)図書館部門の高橋和敬氏に伺いました。同館は図書館機能、生涯学習機能、ミュージアム機能などを組み合わせ、図書中心の複合施設として運営されています。ビジネス街にあるため、平日は夜10時まで開館しているそうです。

Q 新聞記事データベースの魅力は

A 過去の出来事や時代背景、当時の雰囲気、人々の考え方などを知るためのツールとして、とても魅力があります。検索していると、タイムマシーンに乗って時代をさかのぼっているような感覚になります。

Q 利用状況と今後の利用促進への展開は

A 場所柄、社会人の利用が多いですが、データベースの認知度は高くないと感じています。今後は講習会などデータベースの認知度を高めるための企画を開催し、利用者の裾野を広げていきたいと思います。

Q マイクロフィルムからデータベースに変わりつつありますが

A マイクロフィルムは専用機器の細かい操作が必要であるなど、使い方が特殊で難しいと思います。データベースは印刷も鮮明です。

Q 「毎日ヨロンサーチ」のご感想は

A 調査当時の世論をうかがい知ることができるのがいいですね。特に歴代内閣支持率の推移グラフは、首相交代や内閣改造時に支持率がどのように変化したかを俯瞰できることが興味深いです。レファレンスや、当館の政治関係などの企画展示でも利用していきたいと思います。

Q 「週刊エコノミスト」のご感想は

A 当館はビジネス情報の提供に力を入れていますので、大変魅力的なコンテンツだと思います。あるテーマを調べる場合、バックナンバーを逐一チェックするのは大変ですが、「毎索」では手軽に検索でき、便利だと思います。「週刊エコノミスト」がある書架では「毎索」でもご覧いただけることを案内しています。

中央大学

中央大学図書館 館内

「毎索」を含めた新聞記事データベースの利用状況、学術利用について、中央大学(東京都八王子市)図書館閲覧課の入矢玲子担当副部長、金津有紀子副課長に伺いました。中央大学図書館では図書館利用教育に力を入れており、データベースも本に親しむための入口として活用し、一冊の厚い本を読み抜く知的耐久力を持った学生を育てることを目標としているとのことです。

Q データベースとインターネットニュースの違いは

A インターネットニュースは、速報性は高いものの短い記事が多く、アーカイブ性が低いと思います。学術目的には記事を検証する必要があるため、新聞記事データベースが適していると考えています。

Q 利用者の所属別構成比率や利用目的は

A 利用者のおおよその比率は学部生が5割、研究者が3割、院生が2割です。学部生はレポート、ゼミの資料調査での利用が多く、研究者や院生は調査事項について過去の経緯の網羅的な調査などに利用しています。明治時代から調査する方も多く、論文執筆の資料として、新聞記事データベースは情報の宝庫だと思います。

Q 「毎索」での記事検索は

A 地方版の検索が多いですね。例えば、市議選の告示日に立候補者の略歴を調べています。個人的には「教育の毎日」というイメージがあり、教育関係の記事検索で利用しています。図書館に関する記事なども、深く掘り下げているものが多いですね。

Q 「週刊エコノミスト」「毎日ヨロンサーチ」について

A 就職活動での企業研究には経済誌を読むように薦めていますので、「週刊エコノミスト」は最適です。また学生には、身近な話題に関する調査や生活意識調査なども収録されている「毎日ヨロンサーチ」を案内していきたいです。世論調査のみを対象に検索できますし、沖縄研究の基礎資料としても利用価値が高いと思います。

Q レファレンス事例をお聞かせ下さい

A スウェーデン男性の育児時間についてのレファレンスで、新聞記事データベースを活用しました。新聞はちょっとした話題も掲載されており、難解な表現が少なく、図もシンプルでわかりやすい点が資料としての長所だと思います。