(幻冬舎・1260円)
Q&Aの形式でつづる人気作家の書き下ろし人生論。最悪の事態を避け、少しでも幸福感を得られるには、どんな心構えが有効なのか。浮世の知恵に満ちた一冊になっている。
「長くつきあった人と別れました。でもまだ好きなのです。どうしたらいいのでしょう?」「つきあっている人にお金を貸してくれと言われたらどうすればいいのでしょう?」「天職に出会うにはどうしたらいいですか?」「高齢出産で不安です、アドヴァイスをください」
掲げられた質問は多岐にわたっている。それに対して、時に自身の切実な体験を打ち明け、時に参考になる本の題名を挙げながら、著者は問いそのものを深めるように、具体的に答えていく。断定も留保もあるところに誠実さを感じさせる。(重)
毎日新聞 2009年11月1日 東京朝刊