08年のNHK大河ドラマ「篤姫」の第1回が完成し、29日に東京都渋谷区のNHK放送センター内で試写会が開かれた。上映後、主演の宮崎あおいさん(21)と相手役の肝付尚五郎を演じる瑛太さん(24)が会見し記者からの質問に答えた。
宮崎さんの初登場シーンは、好奇心旺盛な姫が羽織はかま姿に男装し、武士の子弟向けの授業に忍び込むというもの。宮崎さんはこの場面の撮影について「すごく楽しかった。女性の着物姿は帯が締め付けられて苦しいけれど、男性の格好は涼しいし、ラクで、瑛太さんがうらやましいなと思いました」と楽しんだ様子。瑛太さんは「僕が手を抜いているわけじゃなくて、衣装なんですけどね」とたじたじになっていた。
このドラマは、薩摩藩主・島津家の分家に生まれ、ペリー来航で揺れる幕末期に21歳で13代将軍・徳川家定に嫁ぎ、夫の急死後、14代将軍・家茂の養母としてその妻の和宮とともに江戸城の大奥を取りまとめた篤姫の生涯を描く。篤姫は戊申戦争時、西郷隆盛ら新政府軍に働きかけ、江戸城の無血開城に貢献して、「幕末のファースト・レディー」とも称されている。
制作陣は「新しいタイプの幕末ホームドラマ」(制作統括の佐野元彦さん)、「これまでに放送された大河ドラマとは違うカラーをはっきり出した」(演出の佐藤峰世さん)と新機軸を打ち出したことを強調。宮崎さんも「音楽の使い方や瑛太君のお芝居とかすごく面白くて、いい意味で(大河ドラマへの)期待を裏切るものになっていると思います」と話し、前半の薩摩での場面は「生き生き伸び伸びと感情豊かに演じたい」と抱負を語った。
瑛太さんも「自分で見て、純粋にのめり込んだ。歴史を知らない人でも楽しんでもらえる作品になっていると思う」と話した。初恋の人を演じている宮崎さんに対しては「撮影で朝、眠くてもあおいちゃんに『おはよう』と言われたらはーって(目がさめる)感じです」と本当に恋をしているように語った。
第1回の放送は、NHK総合で08年1月6日午後8時にスタート。全50回を予定している。【細田尚子】
2007年11月29日