女優の堀北真希さん(19)が女性と男性の二重人格の人物を演じた映画「東京少年」(平野俊一監督)の完成披露試写会が16日、東京都内で開かれた。堀北さんは男性の人格の時に共演の石田卓也さん(20)と胸ぐらをつかんでけんかするシーンを振り返り、「(石田さんが)動かなくて……。男の子と女の子とは(体の作りが)根本的に違うんだなと思った」と撮影の苦労を語った。このけんかシーン撮影の際、夜中に大声を張り上げていたら地元警察が出動するハプニングがあったことも明らかにした。
映画は、幼いころに両親を亡くした女の子の「みなと」(堀北さん)が主人公。みなとには何でも話せる文通相手の同い年の男の子「ナイト」(堀北さん二役)がいた。みなとは、アルバイト先で浪人生のシュウ(石田さん)と出会い、「好きな人が出来た」と手紙で告白。ところが、シュウとの初めてのデートの最中、みなとは突然、意識を失う。目覚めた後、シュウの態度は一変していた……という不思議な三角関係を描いた切ないラブストーリー。脚本は「恋空」を手がけた渡邊睦月さんが担当した。
堀北さんは「人見知りする方なので、フレンドリーに話すのに時間がかかる」タイプだと自己分析。石田さんも同様で、撮影の合間に2人で恋愛について話し合うことはなく、「石田さんがスタッフと話しているのを盗み聞きした」(堀北さん)という。そんな2人の雰囲気が初デートのぎこちない会話に自然に表れ、平野監督は「さわやかでいいなと思った」と仕上がりに満足した様子だった。堀北さんは昨年放送されたドラマ「花ざかりの君たちへ」(フジテレビ系)から男性を演じる役が続いているが、共演の石田さんは「走り方や座り方などの仕草を(男性役と女性役で)演じ分けていて、すごいなと思った」と絶賛。堀北さんは「とても難しい役だったけれど、目の前の大きな壁を現場で一つ一つ乗り越えていった。切ないラブストーリーに仕上がっています」と胸を張った。
映画は2月2日から東京・新宿トーアほか全国で順次ロードショー予定。【細田尚子】
2008年1月17日