現在放送中のNHK大河ドラマ「篤姫」(NHK総合毎週日曜午後8時~)で第14代将軍・徳川家茂の正室になる皇女和宮を演じる女優の堀北真希さん(19)が24日、東京都港区の増上寺で和宮の墓参りをし、撮影の成功を祈った。堀北さんは「一生懸命に演じさせていただきます」と墓前で手を合わせたといい、本格的な時代劇は初めての経験で独特の「おすべらかし」の髪型や白塗りの化粧も「(鏡に映したら)初めて見る自分だったので新鮮でした。かつらや衣装などは最初は動きにくかったけれど、だいぶ慣れました」とすでに役になりきっている様子だった。堀北さんは5月下旬から撮影に入っており、初登場は8月17日の第33回を予定している。
墓参りには夫・家茂を演じる松田翔太さん(22)も同行。撮影に入ってすでに2カ月経ち、今月8日の回からドラマに登場している松田さんは「できればお芝居が始まる前に(墓参りをして家茂に)会いたかった。心の中で見守っていてほしいとお伝えしました」と神妙な面持ちで語り、自身の将軍の格好は「違和感そのもので、最初は鏡を見るのも恥ずかしくて嫌だった。芝居に入って現実から離れて(役に)浸るほど自然に見えて、その(外見の)お陰で役作りができている」と初めてのちょんまげ姿もまんざらではないようだった。
実際の夫婦は仲むつまじかったというが、堀北さんは「和宮は嫌々江戸に下ったけれど、(家茂から)妻として幸せにしてあげると言ってもらえて、女の人として幸せを感じることができたんじゃないかと思います」と話し、松田さんも「(和宮は)どこか自分(家茂)に似て正直で素直さがあるんじゃないかと思う」と2人はときどき見つめ合い、役柄と同じ仲の良さを感じさせた。
家茂は篤姫(宮崎あおいさん)の義理の息子に当たるため、和宮と篤姫は嫁姑関係になり、武家と公家出身という家柄の違いから和宮登場後は嫁姑の確執も描かれるという。「篤姫」は22日に第25回を放送し、ちょうど折り返し地点にある。これまでの平均視聴率は23.1%、8日にはこれまでで最高の25.7%と高視聴率を記録。松田さんはその理由を「すべての世代が共通して感じる人間愛や正直に強く生きる姿が描かれている。女性が強いというのも今の時代に合うんじゃないかと思います」と分析した。【細田尚子】
2008年6月24日