東映は2日、東京會舘(東京都千代田区)で10月から公開する09年度の映画のラインアップ発表会を開き、公開待機作の監督10人が勢ぞろいした。宮藤官九郎監督は宮崎あおいさんのコメディエンヌぶりが話題のパンク映画「少年メリケンサック」(2月14日公開)を、行定勲監督は舞台の映画化「今度は愛妻家」(09年秋公開)を自ら紹介した。
また今後、同社の映画にさまざまな役で出演する「東映俳優」ともいうべき若手を育てる「東映大学」構想を発表し、1期生の大和田悠太さん(27)、駿河太郎さん(30)、笠兼三さん(35)が紹介された。大和田さんは大和田伸也さんと五大路子さんの長男、駿河さんは落語家の笑福亭鶴瓶さんの長男、笠さんは名優の故・笠智衆さんの孫という3人とも“名門”の出身。個性派俳優の石橋蓮司さん(67)が校長として東映大泉撮影所(東京都練馬区)で3人を鍛えるという。
司会役の岡田裕介社長は3人について「演技を見て、私よりうまい人を取ったら、自民党をまねしたわけじゃないけど、なぜか2世ばっかりになってしまった。彼らならやってくれそうです。今後、小さな役でも前面に出していく」と期待を寄せた。駿河さんの父、鶴瓶さんは「息子には子供のころから落語家だけはダメだと言ってきました。でも結果的にこんなたくさんの方にお世話になろうとは。まして私は松竹です。これからは東映さんに足を向けて寝られなくなりました。これならいっそ落語家にしといたら、まだ最小限の迷惑で済んだのか……」と父の思いをつづったコメントを寄せた。【細田尚子】
2008年10月2日