上戸彩さんや米倉涼子さんら人気女優を輩出している「全日本国民的美少女コンテスト」出身の高部あいさん(19)。映画やドラマへの出演が続くほか、全国の公共施設などに張られる「防炎ポスター」に起用されるなど活躍が目立っています。芸能界入りのきっかけや今後の目標などを聞きました。この連載は毎日新聞東京夕刊でも掲載します。【乗峯滋人】
――「防災ポスター」をよく拝見します。
初めて見たときはうれしくて携帯電話で写真を撮っていろんな人にメールをしてしまいました。雑誌の表紙が大きくなったような写真が1年中あるようなものですから。消防庁の方とお話をしたときに「このポスターに出ると活躍できるから大丈夫だよ」って言っていただいて、安心したし、頑張るぞ、と思いました。
――22日には、2枚目のDVDが発売になります。
DVDは1年ぶりで、4月にグアムで撮影しました。結構、私ものんびりできて素の自分が出ているので、見ている方にものんびりして欲しいです。
――コンテストに応募した理由は?
高校受験に失敗したり嫌なことがあって、違うことに挑戦しようと思って受けました。でも、受けたからには最終審査に残りたくなって、残ったら賞が欲しくなりました。賞をいただいたのはすごくうれしかったんですが、芸能界に入ることになるとは思っていませんでした。とりあえず、コンテストに出られれば何かが変わると思ったんです。
――その後はどんな目標で活動を?
最初は、コンテスト出身の子たちと一緒にバラエティー番組に出演したんですが、新メンバーで私が一番年上なのに、一番しっかりしてなくて、しゃべれなくて。元々人前に出るのが苦手だったんです。だからその時は、先のことは考えず、とにかく収録を頑張っていました。
――初めての演技の仕事は?
映画「真夜中のピクニック」です。まったく初めてのオーディションで、何をしていいのかも分からず、ただ楽しくてやったら合格して。監督があまり演技の指示をする方ではなかったので、自分の考えで演じました。
――スクリーンで自分の演技を見たときはいかがでしたか?
実は、初めての試写では、自分の出演シーンの前に寝てしまって見られなかったんです。でも、その後にちゃんと見たときには、心臓がドキドキしました。
――これからどんな活動をしていきたい?
大人になって、この道がよかったかどうかが分かると思うし、それが決まるのは今なので、頑張らないといけないと思います。「ガチバカ!」という連続ドラマの出演が決まったときに、高校の出席日数が足りなくて、ドラマに出ると学校を辞めなくてはいけなくなったんですが、初めての連続ドラマだったこともあって、ドラマをとりました。その決断が自分を支えている部分もあります。自分にまったく演技の才能がないということでなければ、このお仕事を続けたいです。
――仕事以外の楽しみは?
川の土手を歩くのが好きです。音楽を聞きながらだったり、ボーッとしながらだったり、考え事をしたり。川や風の音を聞くのも大好きです。
――将来の目標は。
自分の生きている環境に気持ちが左右されて「これを失敗したらダメだ」などと思わないように、もっといろんなことを大きく見て生きられるようになりたいです。
★会って、ひとこと★
ほんわかとした雰囲気ながら、初めてのオーディションで話題映画の出演を勝ち取り、舞台の主演も果たされています。誰に対しても礼儀正しく、常に懸命な姿勢が周りから評価されているのだと思います。
2007年11月16日