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井崎脩五郎の予想上手の馬券ベタ

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MVPを獲得した松井選手の背番号に

 ◇あやかり(5)-(5)を買うファンの「余裕」

 日本時間の11月5日(木)にヤンキースの松井がワールドシリーズでMVPを獲得。

 こりゃあ、今週の競馬は、松井の背番号(55番)で枠連(5)-(5)を見得買いする人が多いだろうなあと思っていたら、案の定だった。

 11月8日(日)に、東西でアルゼンチン共和国杯とファンタジーSの2重賞が行われたのだが、まずアルゼンチン共和国杯で5枠に入っていたのはこの2頭。

 9番スマートギア

 10番ブレーヴハート

 この両馬の馬連(9)-(10)は246・3倍というオッズだったのだが、両馬の枠連(5)-(5)はなんとその半分以下の119・2倍というオッズだったのである。いかに日本中で、松井の背番号にひっかけて枠連(5)-(5)を買っていた人が多かったか分かる。

 もうひとつのファンタジーSのほうも同様。

 9番オーロラナイト

 10番タガノエリザベート

 5枠に入っていたのはこの2頭で、両馬の馬連(9)-(10)は547・8倍というオッズだったが、両馬の枠連(5)-(5)はその半分以下の238・3倍というオッズだったのである。

 こういう話を外国人にすると、「野球と競馬と、何の関係があるんだ」と必ず言う。「野球で競馬が当たるわけないじゃないか」とも言う。

 そして最後に、

「そんなムダ馬券を買うんだから、日本の競馬ファンはフトコロに余裕があるんだなあ」

 と言われる。

 いや、気持ちに余裕があるんだと言い返したいところだが、見得買いして喜ぶ余裕を、そもそも見得買いというものが存在しない外国の人たちは永久に理解することはできないだろう。「そんな馬券を買うなんて、日本はホントに不景気なのか」と言われるのがオチだ。

 そしてたしかに、野球と競馬は無関係といわれるとおり、アルゼンチン共和国杯でもファンタジーSでも、枠連(5)-(5)はハズれた。

 しかし-。

 アルゼンチン共和国杯のレース前に、競馬風俗研究家の立川末広が、「このレースはミヤビランベリが絶対にクサい」と言いまくっていたのである。「松井がMVPとったけど、馬名と血統のなかにM・V・Pの3文字がそろっているのは、このミヤビランベリだけなんですよ」

 ミヤビランベリ

 [M]IYABI

 RAN[V]ELI

 父オペラハウス

 O[P]ERA

 HOUSE

 たしかにM・V・Pの3文字がそろっているけど、ミヤビランベリは今回のような2カ月以上の休み明けでは5戦全敗だし、57・5キロを背負うのも初めて。まず無理だろうなあと思っていたら、この馬が11番人気で逃げ切ってしまったから、驚いたのなんの。

 立川末広の「ご馳走します!」の声を聞きながら、見得買いは不滅と思わざるを得ないのでありました。

2009年11月18日

 

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