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注目アニメ紹介:「紅」 幼い少女と高校生が挑む闇 異色の演出で臨場感

もめ事処理屋を営む高校生と、幼い少女が闇の世界に立ち向かう「紅」 (c)片山憲太郎・山本ヤマト/集英社・「紅」製作委員会
もめ事処理屋を営む高校生と、幼い少女が闇の世界に立ち向かう「紅」 (c)片山憲太郎・山本ヤマト/集英社・「紅」製作委員会

 伝奇的な世界を背景に、もめ事処理屋を営む高校生と、彼の元に転がり込んだ幼い令嬢との心の交流を描く「紅」。原作は、片山憲太郎さんによる人気ライトノベル(集英社スーパーダッシュ文庫)で、原作のイラストを手がけている山本ヤマトさん本人によるマンガ版も「ジャンプスクエア」で連載中だ。

 幼いころに両親を亡くし、紆余曲折を経て崩月家という裏家業を営む家で育てられた青年・紅真九郎は、そこで身に着けた力を使って、高校生の身ながら、もめごと処理屋という危険な職業に従事していた。そんな彼の元に、恩人でもある柔沢紅香から一人の幼女を託される。彼女の名は九鳳院紫。世界屈指の大財閥である九鳳院家の縁者で、何者かにその身を狙われているのだという。詳しい事情もわからないまま、せまいアパートで同居生活を始めることになった真九郎は、お嬢様育ちの紫に振り回されつつも、次第にきずなを深めていく。そんな二人の前に九鳳院家の手の者が立ちはだかる……。

 紫をめぐる陰謀渦巻く裏社会のシリアスな戦いがメーンだが、真九郎の周囲の女性たちの恋のさや当てもあり、その落差が楽しい。監督・シリーズ構成を務める松尾衡さんは前作「RED GARDEN」同様、セリフや音楽を先行して収録し、それに合わせて映像を作る「プレスコ」という手法を用いている。海外ドラマの吹き替えのような臨場感のある掛け合いと、「かみちゅ!」で作画力が評価されたブレインズ・ベース制作の高レベルの映像で、緊迫感のある映像表現に成功している。

 キャストは、紫役に16歳の悠木碧さん。真九郎役には、「ローゼンメイデン」の真紅役などで人気の若手、沢城みゆきさんとフレッシュな顔ぶれだ。

2008年5月4日

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