アニメ「攻殻機動隊」シリーズや「精霊の守り人」などを送り出したプロダクションIG初の実写作品となる特撮ドラマ「ケータイ捜査官7」(テレビ東京系)の制作発表が27日、東京都内であり、メーン監督を務める三池崇史さんや主演の窪田正孝さん(19)や、主題歌を歌う歌手の島谷ひとみさん(27)らが登場。三池監督は「テレビ東京なので思い切ってやらせてもらえる」と映画界の風雲児らしく意気込みを語った。
転校してきたばかりで人とコミュニケーションを取るのが苦手な高校生のケイタ(窪田さん)がある日、工事現場でショベルカーが勝手に動き出すという事件に巻き込まれる。ケイタを救ったのは滝本(津田寛治さん)と、彼が使うロボットに変形する携帯電話。滝本はサイバーテロ犯罪と戦う秘密組織「アンダーアンカー」のエージェントで、ロボットに変形する携帯電話は「フォンブレイバー」と呼ばれる万能ツールだった。悪と戦う滝本の決意を目の当たりにしたケイタはエージェントになることを決意し、滝本の相棒だった「フォンブレイバー・セブン」とコンビを組んで犯罪に立ち向かう……という物語だ。
窪田さんはテレビドラマ「時空警察ヴェッカーシグナ」や「モップガール」などにも出演した注目の若手俳優の一人。「こんな大きな作品でプレッシャーもありますが、それも含めて楽しんでいます」と語った。三池監督は「オーディションの時に『彼こそがケイタだ』と思った」と話し、期待を寄せる。窪田さんのほか、エージェントのリーダー役に伊藤裕子さん(33)、「アンダーアンカー」のメカニック担当役でミッキー・カーチスさん(69)、長澤奈央さん(24)、ケイタのクラスメート役で岡本奈月さん(18)らが出演する。
三池監督は「映画やVシネマで身につけた技術を自由に使えるということで参加することを決めた。かつて、梶原一騎は、見ている人のことなど考えずに作品を生み出し、多くのファンを得た。我々も自分たちが面白いと思えるものを人の顔色を気にせずに作る」と自信を見せた。また、これが初の実写作品となるプロダクションIGの石川光久社長は「デジタル技術の発達でアニメと実写の垣根はもうなくなった。これはチャレンジだが、勝算はある」と話した。
作品には三池監督のほか、劇場版アニメ「イノセンス」の押井守さん、映画「デスノート」の金子修介さん、ドラマ「帰ってきた時効警察」の麻生学さんらが監督として参加する。シリーズ構成はアニメ「ポケットモンスター」や「サムライ7」の冨岡淳広さん。また、「フォンブレイバー・セブン」などドラマに登場する携帯電話をモデルにした端末がソフトバンクモバイルから、玩具がバンダイから発売されることも発表された。
ドラマは4月2日から毎週水曜日午後7時放送。【渡辺圭】
2008年2月27日