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特集:イタズラなKiss 死去寸前に聞いた最終回 夫が明かす「イタキス」(その2止)

アニメでよみがえった大ヒットマンガ「イタズラなKiss」のヒロイン・琴子(右)と直樹(左)(C)多田かおる/イタキス製作委員会
アニメでよみがえった大ヒットマンガ「イタズラなKiss」のヒロイン・琴子(右)と直樹(左)(C)多田かおる/イタキス製作委員会

 少女たちの“恋のバイブル”として人気絶頂のさなか、作者の多田かおるさんが不慮の事故で死去し、未完で連載が終わった人気マンガ「イタズラなKiss」。多田さんのパートナーで、「イタキス」の結末についての構想を知る数少ない一人が、夫で音楽プロデューサーの西川茂さんだ。「イタキス」復活への秘話を明かしてもらった。

--なぜアニメ化を決めたのですか?

 多田の死後、続編の要望は非常に多かったのですが、作品はこれでおしまいなのだから、と断り続けてきたんです。中には、コミックスの表紙を開けないという思いつめたファンもいたので、もう一度「イタキス」に触れてほしいという思いが勝ったので、マンガや映像でなく、音声ならばと、05年にドラマCDを制作しました。すると、30~40代の当時の読者だけでなく、10~20代の若いファンまでが喜んでくれた。作品は人々の中で生き続けていると実感しました。息子に、彼女の残した仕事を見せてあげたいとも思いました。多田が亡くなったのは彼が10歳のときで、母親の仕事をほとんど覚えていないんですよ。そんなとき、アニメ化のオファーをいただいたのです。

--結末の制作にもかかわるんですね

 多田が亡くなる99年の正月に、「今年で終わりにしようと思う」と明かして、最終回に向けての構想を打ち明けられました。計画的にどう終わらせていくかという段階になっていました。アニメの脚本の元になっているメモは実際目にしていましたし、多田との話の記憶の中からアドバイスをさせてもらっています。

--出来栄えは

西川 非常に出来が良くて、うれしいの一言に尽きます。そっとしておいてほしいというファンの方もいるのですが、マンガはマンガ。アニメはアニメ。新しい「イタキス」だと思って、その楽しさやすばらしさを感じて欲しいと思います。

--多田さんに見せたいですね

西川 本当にそう思います。もし生きていたら大喜びで見てると思いますね。アフレコにも毎回見学に行ってぎゃーぎゃー騒いだりしてるんじゃないかな。彼女はにぎやかだから。

2008年6月1日

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