日本を訪れる外国人観光客が増えている。浅草など伝統的な観光地に加え、アニメやコミックといった「オタク文化」を目的としたツアーがはやり、100万円単位の高額消費をするアジアの富裕層が増えるなど様変わり。ユーロ高・円安の影響で欧州からの旅行者も多いという。【中川紗矢子】
メイド喫茶のウエートレスたちがチラシを配る東京・秋葉原の繁華街に、外国人が多く訪れる人気スポット「アソビットキャラシティ」がある。1~5階すべてが、コミックやアニメグッズ、フィギュア(人形)など1万超のアイテムで埋め尽くされている。
同店によると、客の3割は外国人で、欧米人が多い。インターネットで情報収集しては買いに来るらしく、4万~5万円分を購入していく人もいる。スペイン人の20代男性2人組は「アニメやコミックが好き。キャプテン翼やドラゴンボールのグッズを買いました」と喜んだ。
JTBグローバルマーケティング&トラベルは今年3~4月の6日間、アニメ好きを対象にしたツアーを企画。米、ギリシャ、仏、スペイン、メキシコから20~40代の計36人が参加した。
JTB広報室によると、外国人には浅草などの日本的な場所が好まれるが、20~40代の層には新しい日本の魅力を知る人が増え、コスプレ衣装やメイド喫茶といった秋葉原文化が人気を集めている。「ユーロ高・円安の影響で欧州からの旅行者が増えている」とも話す。
2008年9月2日