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映画インタビュー:「THE CODE/暗号」主演・尾上菊之助さんに聞く アクションを自ら志願

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「THE CODE/暗号」に主演した尾上菊之助さん
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 林海象さんの監督・脚本で人気のドラマシリーズ「探偵事務所5」の映画3作目「THE CODE/暗号」が9日、「丸の内TOEI」(東京都千代田区)などで公開された。暗号解読の天才、探偵「507」を演じる五代目尾上菊之助さんは、上海の歌姫・美蘭(稲森いずみさん)に引かれながら、旧日本陸軍の軍資金につながる禁断の暗号を解読する。初の現代アクションに挑んだ“歌舞伎界のプリンス”尾上さんに話を聞いた。【文・写真:上村恭子/フリーライター】

 --黒スーツに黒めがね。探偵ファッションはいかがでしたか?

 今回はよりスタイリッシュにということで、スーツもネクタイも細身なんです。知的な役柄に合わせて、眼鏡を探しに原宿に行きました。ブラックスーツを着たとたん、「探偵事務所5」のメンバーになったという思いで身が引き締まりましたね。

 --暗号解読のスペシャリスト「507」の役作りは?

 日本に2台しかない本物のエニグマ暗号機が登場します。撮影現場に暗号の専門家がいて、暗号の歴史や解読の仕方などのレクチャーを受けながら、実際に暗号機に触れたことは、とても楽しい経験でした。難しかったのは、上海でのアクションでした。足であまり稼がないという役柄だったのでアクションの準備をあまりして行かなかったのですが、スタントの方を見ているうちに、アクションに挑戦してみたくなり、林監督に「やらせてください」と申し入れました。中でも素手での攻撃は手加減が難しかった。また、中国語とダンスにも初挑戦しました。2カ月間訓練したのですが、撮影までに間が開いてしまって、ダンスは少しぎこちなくなってしまいました。

 --キャラクターについて、監督からアドバイスはありましたか?

 探偵というと、人を疑うのが仕事というイメージがありますが、林監督から「依頼者を家族と思って、人を信じることから始めよう」というお話いただき、クールな507の人間味をどう出していくのかに心を砕きました。

 --「探偵事務所5」シリーズの魅力は?

 クールでスタイリッシュだけど、温かみがあって懐かしい、そんな世界観が大好きですね。林監督が愛情を込めて作っていて、たくさんの探偵のうちの一人として加われたことを光栄に思います。

 --「怪談」(07年)以来2作目の映画主演ですね。成長や発見はありましたか。

 今回、細かいところの部分を作る楽しみがありました。役に対してどう深めていくか、昇華できたと思います。これからも依頼があれば出てみたいと思っています。

 --映画の見どころをアピールしてください。

 暗号を一緒に解読していきながら、人とのかかわるのが苦手だった507が、歌姫やほかの探偵たちとの関係を通じて、どう成長していくかを楽しんでください。いろいろな登場人物の愛憎や欲望、葛藤(かっとう)も見てほしいと思います。「暗号を解読することは人生から解放されること」というところをぜひ見ていただきたいと思います。宍戸錠さんと松方弘樹さんのアクションがすばらしいですし、老若男女が楽しめる映画です。

 <尾上菊之助さんのプロフィル>

 東京都出身。七代目尾上菊五郎さんの長男で、84年に六代目尾上丑之助として初舞台。96年、五代目尾上菊之助を襲名。国立劇場特別賞、浅草芸能大賞新人賞、松竹会長賞、読売演劇大賞杉村春子賞などを受賞。映画は「水の旅人 侍KIDS」(93年)や「忠臣蔵 四十七人の刺客」(94年)、「犬神家の一族」(06年)、「怪談」(07年)に出演。

 2009年5月11日

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