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ゲーム批評:「シムシティDS2」タッチペン操作で楽しく 「再開発」にもどかしさ

古代から未来を舞台に、さまざまな時代の町が作れる「シムシティDS2」(c)2007 Electronic Arts Inc. All Rights Reserved.
古代から未来を舞台に、さまざまな時代の町が作れる「シムシティDS2」(c)2007 Electronic Arts Inc. All Rights Reserved.

 ゲームの目標は「大・中・小」に分かれており、連鎖して進んでいく。「大」と「小」は“強制”にしてもいいが、「中」はプレーヤーの自由に決めさせるのがゲームに熱中させるノウハウの一つである。

 市長となり都市計画を進めるシミュレーション「シムシティDS2」も、この仕組みが見てとれる。全編がチュートリアル形式で進み、古代から未来まで八つの「時代」がある。時代を追うごとに徐々に複雑になるので、初心者でも無理なく遊べる仕組みだ。

 「大目標」は、「人口を一定数まで増やす」など、「時代」ごとに課せられたクリア条件を満たすこと。「小目標」は、街を開発することだ。そしてさまざまな「中目標」の一つが、作られた街をバランス良く再開発していくことだ。

 環境をテーマにしていることもあり、街の汚染度を下げれば地価が上がって人口が増え、支持率も上がる……と仕組みは分かりやすい。それを試行錯誤しながらコツをつかむのが理想だが、再開発は効果が見えるまでに時間がかかり、良し悪しの要因も見えにくいこともあって、飽きやすい。目先を変えるためにも、もっとイベントがあれば、楽しめたと思う。

 本作品は、DSでこまめに遊ぶスタイルに適しており、タッチペンを使った街作りは楽しい。だが再開発の仕組み、一部の操作をキャンセルできない点がもどかしかった。あと少しの改良で、満足度が劇的に変わると思うのだが。

シムシティDS2~古代から未来へ続くまち(DS) 1人用 CEROレーティングA(全年齢対象) エレクトロニック・アーツ 4980円 2008年3月19日発売

◇著者プロフィル

小野憲史/フリーライター。99年から硬派・辛口のゲーム雑誌「ゲーム批評」の編集長を務めた。00年に退社後はフリーで活躍中。

2008年4月28日

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