▽準々決勝
日立製作所(日立市)
000100000=1
00030001×=4
NTT東日本(東京都)
==============
都市対抗野球第10日の30日、日立市・日立製作所は第3試合で東京都・NTT東日本に1-4で敗れた。四回に先制し、相手を上回る7安打を放ちながら攻めきれなかった。36年ぶりの4強進出は果たせなかったが、最後まで懸命にプレーした選手たちに、約7000人の大応援団は総立ちで大声援を送り続けた。【秋田浩平】
幸先いい先制打にスタンドがわいた。四回、指名打者・村山修次選手がファウルで粘った末に右前適時打。父時人さん(55)は「『昨年ひじを手術しチームに迷惑をかけた分、恩返しがしたい』と言っていた。気迫が伝わってくる」と喜んだ。
しかし、直後に3点を奪われ、今大会初のリードを許す。先発した比嘉幹貴投手の故郷・沖縄県から駆け付けた母ひとみさん(57)は「伝統のチーム相手によく投げてる。頑張って」と拳を握った。
打線も得点圏に走者を進めるが、あと一本が出ない。「まだまだいけるぞ」。応援のボルテージが上がる。
迎えた九回。チーム全員のサイン入りビブスを着た石塚達郎・日立事業所長(53)は「必ず期待に応えてくれる」と声を張り上げた。だが祈りは届かず、試合終了。一瞬のため息の後、健闘をたたえる拍手に包まれた。
毎日新聞 2009年8月31日 地方版