都野球連盟は8日、今年度のベストナインなど6部門に選ばれた選手、監督を都内で表彰した。ベストナインには、都市対抗で4強入りしたNTT東日本からエースの黒田信広投手(32)ら最多の4人が選ばれた。受賞選手は次の通り。(敬称略)
【ベストナイン】
投手=黒田信広(NTT東日本)▽捕手=上田祐介(同)▽一塁手=高尾佳之(同)▽二塁手=浜田政宣(東京ガス)▽三塁手=平野宏(NTT東日本)▽遊撃手=宮之原裕樹(セガサミー)▽外野手=黒田雅和(東京ガス)、荒川正志(明治安田生命)、藤田啓至(鷺宮製作所)▽指名打者=該当者なし
【優秀選手賞】
上津原詳(投手・セガサミー)、小高幸一(同・鷺宮製作所)、松田孝仁(捕手・東京ガス)、久保尚志(一塁手・鷺宮製作所)
【敢闘賞】
大竹飛鳥(投手・NTT東日本)、川端崇義(外野手・JR東日本)、佐竹由匡(外野手・日本ウェルネススポーツ専門学校)
【新人賞】
榎田大樹(投手・東京ガス)、美馬学(同・同)、縞田拓弥(遊撃手・JR東日本)
【クラブチーム優秀選手賞】
泉徹也(投手・西多摩倶楽部)、吉田英之(捕手・REVENGE99)
【功労賞】
竹内秀夫(監督・明治安田生命)、徳村光晴(投手・東京ガス)
東京ガスからは、都市対抗で28年ぶりとなる8強入りの立役者となった榎田大樹(23)と美馬学(23)の両投手が新人賞に選ばれた。良きライバルの2人は「来年はもっと活躍して、一諸にプロに行きたい」と口をそろえた。
都市対抗の快進撃は、このルーキーコンビが支えた。左腕の榎田投手は2試合に先発し、緩急をつけた投球で若獅子賞を受賞。抑えの美馬投手は149キロの快速球を投げ、大観衆を沸かせた。
2人は大学時代からお互いの存在を知っていた。榎田投手は福岡大、美馬投手も中央大の主力。キャンプ先が宮崎県内で一緒だったこともあり、練習試合で対戦したこともある。入社後は自然と仲良くなり、いつの間にかキャッチボールの相手になっていた。
「美馬は負けず嫌い。あの速球はすごい」と榎田投手が言えば、美馬投手は「エノキは器用で何でもできる」。投球スタイルも性格も正反対の2人が競い合い、東京ガスの戦力を底上げした。
「賞はうれしいけれど、1年だけじゃダメ。来年続けてやっと本物だと思う」と榎田投手。美馬投手は「都市対抗で活躍して、エノキとプロに行きたい」と力を込めた。【伊澤拓也】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年12月9日 地方版