1909(明治42)年3月21日、日本で最初の「マラソン」大会が誕生した。大会を知らせる大阪毎日新聞の社告(1909年2月19日付)には、「マラソン大競争 阪神間二十哩(マイル)長距離走」との見出しが躍る。「欧米にマラソン競走なるものあり」と、古代ギリシャの故事から説き明かす記事からも推測できるように、「マラソン」という競技が日本で開催されたのは、この時が最初とされる。
コースは大阪~神戸の約32キロで、20人が出場。岡山の軍人、金子長之助が2時間10分54秒で優勝した。あれから100年、日本は五輪や世界陸上などで輝かしい記録を残し、市民マラソンも各地で盛んに開催されるようになった。
種目としてのマラソンに限らず、健康やダイエットなどさまざまな理由から走る人が増えている。時は今、空前のマラソンブームだ。
「阪神間二十里長距離走」の時の風景がよみがえることはないが、これからの100年も、道がある限り走る人たちがいるのだろう。