福島第1原発:母子避難者、26日から高速道無料化

毎日新聞 2013年04月12日 20時58分

 復興庁と国土交通省は12日、東京電力福島第1原発事故の影響で福島県などから自主避難し、二重生活している母子避難者らを対象にした高速道路の無料化を26日に開始すると発表した。政府の今年度当初予算成立の遅れでゴールデンウイーク(GW)以降になる予定だったが、家族からの要望が強かったことを受け、前倒しした。

 従来は警戒区域など避難区域に指定された住民に限定されていた無料措置を拡充。福島県浜通りと中通り、宮城県丸森町に居住し、家族が離ればなれに生活している母子(妊婦や父子を含む)や、避難せずに残る父などが対象となる。期間は来年3月末までの1年間。約3万人に上る自主避難者のうち、対象者は5000〜6000世帯と見込んでいる。

 福島県から約9000人が避難している山形県に娘3人と避難し、「山形避難者母の会」の代表を務める中村美紀さん(37)は「国の対応が遅すぎ、経済的理由から既に福島に戻った人もいる。手放しでは喜べないが、福島に残る父親と避難中の母子の絆をつなぐ上で非常にありがたい」と話している。【深津誠、安藤龍朗】

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