福島第1原発:タンク群の雨水放出 濃度確認し

毎日新聞 2013年09月16日 20時39分(最終更新 09月16日 22時57分)

 東京電力は16日、台風18号による大雨の影響で福島第1原発の汚染水貯蔵タンクに設置している漏えい防止用の堰(せき)に雨水がたまり、一部の堰の弁を開いて放出した。放出水に含まれるストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質は1リットル当たり最大24ベクレルと、国が定める放出上限(告示濃度限度)の同30ベクレルを下回っているとしている。

 東電が堰内にたまった水を放出するのは初めて。水は排水溝を通じて海に出るという。

 放出したのは、堰のあるタンク群(ボルト締め型)計19カ所のうち7カ所。8月に300トンの高濃度汚染水が漏えいが発覚したタンクなど残る12カ所については、放出上限を超えているとして放出せず、仮設ポンプで別の空タンクに移送した。東電の担当者は「水が堰からあふれ出る可能性があり、緊急措置だった」と話している。【神保圭作】

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