福島第1原発:1、2号機の排気筒支柱鋼材に破断

毎日新聞 2013年09月18日 21時04分

 ◇他原発の再稼働審査に影響する可能性

 東京電力は18日、福島第1原発1、2号機の排気筒の支柱の鋼材8カ所に、破断などの損傷を確認したと発表した。東日本大震災の揺れで壊れたとみている。排気筒は事故後、1、2号機の原子炉格納容器の圧力を下げるベント(排気)に使われた。原発で最も高い耐震性能が求められる重要施設の損傷で、今後、他原発の再稼働審査に影響する可能性もある。

 東電によると、排気筒は1、2号機共用で高さは約120メートル。望遠カメラを使って調べた結果、支える鋼材の接合部440カ所のうち、高さ約66メートル部分の8カ所にひびが入り、ずれるなどの破損が見つかった。現在、排気筒は使っていない。大震災後の余震にも耐えたことから「現時点で倒壊の危険性は低い」としている。ベントを行ったため放射線量が高く、人が近づけない場所があるため、損傷の詳しい調査方法を検討している。【渡辺諒】

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