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エジプトはラマダン(イスラム教の断食月)の真っただ中だ。街中でも昼間に生気を失った顔を見かけることが増えてきた。残り2週間弱。連日の酷暑は気の毒だが、やり遂げてほしいと応援している。
さて、そんなラマダン期間中に庶民の気晴らしとなっているのが、ラマダン恒例の30日間連続ドラマだ。ラマダン前になると、幹線道路沿いには、ドラマを宣伝する看板が並ぶ。恋愛ドラマ、歴史物、社会派とバラエティーに富んでいる。毎日1時間、主に断食明けの夜に放映され、朝、昼に再放送もある。複数のチャンネルが時間をずらして同じドラマを放送するため、見逃す心配も少ないとか。
2人の子持ち、サブリーンさん(33)の一押しは「女性監獄」。私ならタイトルを見て敬遠してしまうが、主人公の波瀾(はらん)万丈な人生が視聴者を引きつけているらしい。20代の女性が、看守だった母親の死後、公営住宅から追い出されないように看守の仕事を継ぐというストーリー。だが悪い男に引っかかった末、思わぬ事件に巻き込まれて、自分が監獄に入れられてしまったそうだ。
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