トキ:ひな誕生の巣で新たに2羽確認 環境省

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巣の中で親鳥と共に姿が確認された3羽のひな(下)=新潟県佐渡市で2012年4月23日(環境省提供)

 環境省は23日、新潟県佐渡市で22日に放鳥トキのひな1羽が初めて確認された巣で、新たにひな2羽が確認されたと発表した。自然界で36年ぶりにひな誕生が確認された翌日の更なるひな誕生の確認に、関係者から喜びの声がわいた。

 同省は前日に引き続き23日早朝から、巣から約40メートル離れた場所にビデオカメラを設置。午後7時40分ごろ、回収したビデオの映像から巣の中に3羽いるのが確認された。

 このペアは、ともに11年3月に放鳥された3歳雄と2歳雌。今年3月16日に営巣が確認された。同18日に「抱卵」を確認。17日夕方から産卵を始めたと見られる。この巣では4月1日に四つの卵があるのが確認されていた。このため同省では、4羽目誕生の可能性もあると見ている。

 新たに確認された2羽のうち、1羽は他の2羽と比べて小さく、生後2~3日とみられるが、餌をもらって、元気そうだという。もう1羽は22日に確認されたひなと同じくらいの大きさで生後5日から1週間程度とみられる。

 同省の川瀬翼自然保護官はひな誕生を喜びつつ、「飼育下では餌があり、3羽いてもみんな巣立つことができる。だが野生下では餌の確保が難しい。いい結果が出るかもしれないが、共倒れになってしまう可能性もある」との懸念も示した。同省は24日もビデオカメラを設置し観察する。【宮地佳那子】

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