東日本大震災:宮城・東松島で巡拝慰霊法要 300人読経

2013年11月13日

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海に向かって供養する大勢の僧侶たち=宮城県東松島市で2013年11月13日午前10時14分、小川昌宏撮影

 東日本大震災の犠牲者を追悼する真言宗の巡拝慰霊法要が13日、宮城県東松島市野蒜(のびる)地区であった。全国から集まった青年僧侶約300人が読経に合わせ、津波で更地になった住宅地や海岸を巡礼した。

 全真言宗青年連盟(清雲俊雄理事長)の僧侶らが午前9時、同市役所野蒜支所跡から土地や犠牲者の魂を清める土をまきながら巡礼を開始。かつて2591人が暮らしていた同地区に読経が響いた。野蒜海岸では鎮魂の祈りを込めホラ貝を吹いた。被災者らは犠牲者の冥福と一日も早い復興を願い、僧侶の列に向かって静かに手を合わせていた。

 津波で海岸近くの自宅と家族3人を失った会社員、安部美佐子さん(60)は「きょうは亡くなった息子の35回目の誕生日。震災を思い出すとさみしいけれど、どうか安らかにと願うばかりです」と涙をこぼした。同地区では津波で住民の約1割の321人が死亡、4人が行方不明(10月末現在)。【近藤綾加】

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