Topics:市毛良枝、20年ぶり舞台「漂白」 幸せな景色、見られたら 親子、夫婦愛 人間の内面鋭く暴く

2015年03月04日

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 市毛良枝=写真=がオフィスコットーネ制作の「漂泊」(蓬莱(ほうらい)竜太作、田村孝裕演出)で約20年ぶりの舞台にして、初の小劇場に挑む。気鋭の作・演出コンビに「舞台を見るのは好きで、魅力的で気になっていた2人」と意気込む。

 「テレビが続いちゃって。割と日常生活(の些事(さじ))を自分できっちりやるタイプで、今さら芝居は大変だからなあって、だんだん遠ざかっていったんですね」

 「漂泊」は蓬莱の新作。理想の家庭を築き上げたと思っていた夏子(市毛)は、ある日娘が連れてきた男との会話をきっかけに、親子や夫婦の愛情に疑念を抱き始める。

 密室で繰り広げられる芝居は、ユーモアを交えながら人間の内面をスリリングに暴き出していく。「ここまでえぐるって、テレビドラマではなかなかないですよね。こんなにたくさんしゃべるの無理って思いながらも、ちゃんとできたら面白いものになると思います」

 登山家としても知られる。「今は山のふもとの辺りから歩き出したところ」と、久々の舞台を登山に例える。「標高でいうと1000メートルくらいって毎回つらいです。ということは、低い山はつらいままで終わるんですね。3000メートルくらいって、登った先にめったに見られない景色があって、それがハッピー、また行きたいって思うんですよ。その景色が見られたらいいなあ」。20~30日、東京・吉祥寺シアター。問い合わせは070・6663・1030。【濱田元子、写真も】

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