山形県立鶴岡北高:たった一人の男子 創立118年で初 

2015年04月08日

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音楽部の校歌斉唱を聴く新入生=山形県鶴岡市の県立鶴岡北高で2015年4月8日、長南里香撮影

 ◇共学化 セーラー服の女子159人の中に黒の学ラン姿

 事実上女子高だった創立118年の山形県立鶴岡北高(同県鶴岡市)に今春、初めて男子生徒が1人、入学し、共学校として新たな一歩を踏み出した。

 8日の入学式。濃紺のセーラー服の女子生徒159人に交じって黒い学ラン姿の男子生徒が入場すると、在校生から大きなどよめきと拍手が巻き起こった。土田真一校長は祝辞で「自分なりの価値観や他者への想像力を持ち、お互いの違いを受け入れながら豊かな人間関係を築いていってほしい」と激励した。

 高等女学校からスタートした同校は、制度上は共学になっていたが、男子の受け入れ態勢が整っていなかった。県教委は2013年、男子の受け入れ方針を打ち出し、男子用トイレや更衣室を増設するなどしたが、14年度は男子の入学はなかった。関係者によると、今春入試で男子受験生は複数いたという。

 河口昭俊教頭は「望んで受験し、入学してくれた志に感謝しながら、男子本人を含めて新入生全員が力を発揮できるように職員一丸となって指導していく」と話した。【長南里香】

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