
毎日新聞読者から寄せられたご意見、ご感想を紹介します。毎週月曜日に掲載します。
-
施行75年の日本国憲法
2022/5/16 02:02 453文字日本国憲法施行75年の3日、憲法記念日に開かれた集会などの記事には多くの反響がありました。 改憲派集会で自民党に発せられた「日本男児なら頑張れ」という言葉にあきれたという読者は訴えます。「女性と外国人を排し、男性の集団が国民の権利を制限しようというのか。恐ろしい。国民の権利を制限する改憲はしてほし
-
武力による現状変更
2022/5/2 02:02 458文字ロシアのウクライナ侵攻と米国の「テロとの戦い」への欧米メディアの反応を「二重基準」とする批判が「見逃せない」という酒井啓子千葉大教授(激動の世界を読む・4月14日朝刊)。この見方に共鳴した読者は多かったようです。 「武力による現状変更は同じだと私も思っていた」と話したのは愛知県の女性。欧米の論調に
-
学校の部活動
2022/4/25 02:01 458文字教師の長時間労働の一因とされる学校の部活動。その現状に迫る連載「部活クライシス 第1部」(13~15日朝刊)への感想です。 教師の過重労働の要因に部活動を挙げた記事に違和感を抱いた教師は、勤務先中学の実情をメールに記しました。「部活動休業日があって職員会議や行事の日も中止。週3日は休みます。記事の
-
会えない子に養育費
2022/4/18 02:00 459文字引き下げられた成人年齢への期待や課題を追う「18歳成人」。元配偶者と暮らす面会できない子に養育費を払い続ける父を取り上げた「養育費『自立までは』」(5日朝刊)に多くの反響が届いています。 養育費を約16年払い終えた東京都の男性は「養育に関われなかったが、子の成長に貢献した達成感はあります」と共感。
-
電力逼迫で初の警報
2022/4/4 02:00 469文字初の「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」を取り上げた「焦点」(3月23日朝刊)で注目を集めたのが「原発」です。 京都府の男性は、最大震度6強を記録した地震で停止した火力発電所の出力を「原発5基弱に相当」とした記述に疑問を抱きました。「原発1基が100万キロワットだと知られているのでしょうか。(読者を)
-
-
難民を支援したい
2022/3/28 02:00 451文字ウクライナ市民の窮状を見た読者から「在日大使館に寄付しました」などの声が届いています。 ニュースに心を痛めているという東京都の男性は報道によるサポートを訴えました。「日本もロシアの隣国で人ごとではない。個人で企業に寄付や援助を働きかけていますが、復興にはかなりの資金が必要。報道の力で大企業に働きか
-
国際女性デー
2022/3/21 02:00 454文字3月8日「国際女性デー」の関連記事に多数の声が届きました。 新型コロナウイルス禍での女性の貧困を社会学者に聞いた4日朝刊「声をつないで インタビュー2」への感想は「女性は切り捨て可能な労働力なのか。恐怖を感じる」。同朝刊「インフラとしての生理用品」には「必需品を公共施設に置く挑戦は私も望むこと」と
-
子を持たない権利
2022/3/7 02:02 457文字男性の子育て参加が進んでいるフィンランドで出生率が伸び悩んでいます(2月22日朝刊・少子化考)。子を産まない人生を選んだフィンランドの女性は「そのうち欲しくなる」と言う母親に、「フェアじゃない」と反発しました。 母娘のやりとりが心に残ったという女性からのメールです。「『女性は母親になるもの』と母親
-
臓器提供の意思表示
2022/2/28 02:00 463文字臓器提供意思表示カードを夫の「最後の手紙」と受け止めて、死と臓器提供に納得した家族の経験をつづった「夫の死 臓器提供で心に光」(9日大阪本社版夕刊)。 記事を読み京都府の女性はカードを探しますが見つかりません。「役所で新しいカードをもらったら色がグリーンに変わっていました。職員が見つけるのに手間取
-
ヘイトスピーチ
2022/2/21 02:02 464文字菅直人元首相の投稿を「ヘイトスピーチ」とした反応を「研究者が分析」(8日朝刊)。読者からは「ヘイトスピーチとは何かを理解できた」などの反響が届きました。 記事で前田朗・東京造形大名誉教授は、ヒトラーに例えた論評の是非はともかく、批判的な主張とヘイトスピーチとは関係がないとした上で、ヘイトスピーチに
-
-
医療関係者の苦悩
2022/2/7 02:00 455文字大阪のクリニック放火、埼玉の立てこもりと医師が殺害される事件が続きました。本紙ニュースサイトの「『現場任せ』の患者対応に限界」(1月29日配信)に医療関係者からメールが届きました。 現状を踏まえて専門家らは記事で「社会として医療従事者を守る方法や制度が必要」などと語っています。 メールには「医療従
-
障害者と共に生きる
2022/1/31 02:00 456文字「障害者を『ともに働く』仲間として迎え入れないなんてもったいない」と、取材を振り返った「記者の目」(20日朝刊)を読んだ読者からメールが届きました。 差出人は女性。娘さんがファストフード店で働いています。「最初は社員さんたちにダウン症の特質や知的障害を理解してもらえず『言う通りにできないの』などと
-
アダムズ方式とは?
2022/1/24 02:00 460文字山口県の小選挙区の議席が次の衆院選で一つ減ります(14日朝刊・焦点)。その議席数を算出する「アダムズ方式」について「説明がない」という電話がありました。 同方式は米国の第6代大統領アダムズが1830年に考案したとされる議席配分の計算法。これまでの方式より人口比に近い議席配分になります。次の衆院選で
-
マスクとワクチン
2022/1/17 02:01 455文字新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」による感染が国内で急速に拡大する中、マスクに関する意見が多数寄せられました。 労働安全コンサルタントの読者は「飲食店などでのマスクなしの会話は危険」とした上で、「発表される数の何倍もの感染者がいる可能性がある」と報道による注意喚起を要請。千葉県の男性は「改め
-
国の財政が気になる
2022/1/10 02:00 458文字年末から年始にかけて届いた声で目立ったのが、新型コロナウイルス対策などで膨らんだ政府予算案に対する意見や要望でした。 「日本の借金が気になる。大丈夫なのか」(大阪府男性)、「国防費が増えている。納税者として不要か必要かの観点から判断できる材料がほしい」(千葉県男性)、「多くの経済学者が財政破綻の危
-
-
2021年を振り返る
2021/12/27 02:02 463文字新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)された2021年。「感染者数」を注視する読者は毎日、表の数字を書き写しているそうです。「感染状況を見て行事の日程を決めています」と話す会社経営者もいました。 国内でワクチン接種が始まると「副反応が心配」「予約がとれない」などの不安や不満が寄せられ、8月には「医療
-
「勉強になります」
2021/12/20 02:02 455文字連載開始から約半年の「毎日ことば」には連日反響が届きます。 2日は問題の「新規巻き直し」が誤用で「新規まき直し」が正解。京都府の女性は、同じ朝刊5面の自民党二階派の見出し「巻き返し模索」が気になり、辞書でその意味を確認。「勉強になります」 滋賀県の男性は同じ見出しを見て判断に迷い、「『まき直し』と
-
来年、復帰50年の沖縄
2021/12/6 02:03 460文字沖縄は2022年5月で本土復帰50年。その沖縄が人々の「理想」に反して「基地の島」とされた50年前の衆議院特別委員会の強行採決に焦点を当てた「沖縄復帰50年」(11月24日朝刊)への反響です。 「よい企画だ」と感想を記したメールには、50年前の強行採決を念頭に政治家への不信感がつづられていました。
-
「元気になる記事を」
2021/11/29 02:00 467文字「今年も11月30日に高齢者が元気になる記事を載せてほしい」。そう話した埼玉県の男性は続けます。「90歳の今年女房を亡くした独り者。2020年11月30日の余録がよかった。『老いて今ひろった小さな恋の花有効期限過ぎぬ間に咲け』という短歌もあった」。男性は記事をコピーして仲間に見せました。 その余録
-
「給付金」に不公平感
2021/11/22 02:00 455文字「年金が2カ月22万円でも非課税世帯でないと困窮者支援はないのか。960万円近い収入があっても児童手当と給付金があるのに。不公平だ」(新潟県男性) 新型コロナウイルス禍で疲弊した経済の立て直し案が、国民の間に不公平感を招いたようです。 山梨県の女性は言います。「主人と合わせ年金は20万円。同居の娘
-