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待ち望んだ11年ぶり市和歌山「全員一丸」

センバツ出場が決まり、半田真一監督を胴上げする市和歌山の選手たち=和歌山市で2016年1月29日、高橋祐貴撮影

 第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の出場校を決める選考委員会が29日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、一般推薦枠で市和歌山(和歌山市六十谷、山本昌之校長)の11年ぶり5回目の出場が決まった。県勢の一般推薦枠での選出は2014年の智弁和歌山以来2年ぶり。待ち望んだ出場決定の知らせに、選手や関係者らは喜びをかみ締めていた。

 「緊張して喉がからからです」。自席で祈るように吉報を待つ山本昌之校長の前の電話が、午後3時27分に鳴った。こわ張っていた表情がほころび、「謹んでお受けします」。電話をそっと受話器に戻すと、選手らが出場決定の知らせを待つ体育館へと速い足取りで向かった。

 チームは昨秋の県下新人戦、秋季近畿地区大会県2次予選でいずれも優勝し、近畿大会ではベスト8に進出した。準々決勝では明石商(兵庫)に0−7の七回コールドで敗れたが、可能性を信じて走り込み、バットを振り込むなど練習に打ち込んできた。

 山本校長は選手たちに向かってまず、「おめでとう」と力強く出場決定を報告。「和歌山の代表に恥じぬよう練習に取り組んでください」と呼び掛けた。

 一方、選手たちは部室で携帯電話でインターネット中継を見守った。近畿の総枠は6校の中、選考委員が6番目に市和歌山の名前を読み上げると、選手らは抱き合って喜んだ。

 体育館に移動し、山本校長から正式な報告を受けると早速、半田真一監督らを胴上げ。半田監督は3度、宙に舞った。その後、河崎真主将(2年)の「行くぞ」の掛け声に合わせて笑顔で野球帽を投げ上げた。

 真鍋忠嗣前監督は「全員が一丸となって奮起せなあかんぞ。自分が下手だと思えば、いくらでもここから練習できると思うよ」と激励。半田監督は「今日一日は喜びに浸ってもいいが、明日からは気持ちをリセットして、絶対に勝ちに行くぞ」と気合を入れていた。【高橋祐貴、倉沢仁志】

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