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明石商、食事も練習 21人で51合飯完食

アパートの食堂で大盛りのカレーライスをほおばる選手たち=兵庫県明石市で、五十嵐朋子撮影

 阪神甲子園球場で3月20日に開幕する第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に初出場する兵庫県の明石商の選手たちは、練習と同じくらい食事に一生懸命だ。強豪私立との体格差を埋めるため、とにかく「たくさん食べる」ことを重視しているという。練習後の選手たちの食事の場を訪ねた。

 学校にほど近いアパート。ここで、自宅が遠くて通えない選手たち21人が暮らしている。ある週末の午後7時過ぎ、練習を終えた選手らが食堂に集まった。この日の夕食メニューはカツカレーにポトフ。山盛りのご飯の量は、全員分で1食なんと51合もあるが、必ず完食している。

 明石商では、選手ごとに目標体重を設定。5日ごとに行う体重測定で目標に届いていないと、夕食を食べる前と比較して2.5キロ増えるまで食べる。夕食前後と朝の体重はグラフにして記録する。野手はひと月で1.5キロ、投手は1.8キロ増を目指す。

 練習前には「2合めし」と呼ばれる大容量弁当をかき込む。三度の食事と夜食を合わせ計1日5食だ。西川賢登選手(2年)は「食事もトレーニング。どんぶりものはご飯が進む」と話す。

 アパートでは7人のスタッフが朝食と昼のお弁当、夕食準備を担う。スタッフの大塚まきさんは「食べやすいように味付けを工夫している。楽しく食べてほしい」と目を細める。冷凍食品は使わず、全て手作り。買い出しも一苦労だが、全くいとわない。他のスタッフも「(選手は)いつも夜遅くまで頑張っている」「息子のようでかわいい」と楽しそうに取り組む。

 食事とトレーニングで体重が増えると、打球のキレが目に見えて良くなるという。甲子園に向けた総力の助走は続く。【五十嵐朋子】

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