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宣誓「日常のありがたさを胸に」 熱戦開幕

グラウンドに整列し、大会旗を見上げる選手たち=阪神甲子園球場で2016年3月20日、大西岳彦撮影

 第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)が20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。連覇を狙う敦賀気比(福井)や、昨秋の明治神宮大会を制し、20年ぶりに出場する高松商(香川)など32校が頂点を目指す。21世紀枠では、大震災の被災地にある釜石(岩手)と長田(兵庫)、学校が来春、統合される小豆島(香川)が出場する。

 開会式ではスタンドを埋めた約4万2000人の観衆が見守る中、西野カナさんの「もしも運命の人がいるのなら」の行進曲を近畿各府県の警察音楽隊が演奏。選手らが入場行進した。

 昨年の覇者、敦賀気比の林中勇輝主将(3年)が優勝旗を、準優勝の東海大四(北海道)の粂裕太主将(3年)が準優勝旗を返還した。大会会長の朝比奈豊・毎日新聞社社長のあいさつに続いて義家弘介・副文部科学相が祝辞を贈り、八田英二・日本高野連会長が励ましの言葉を述べた。

 選手宣誓は小豆島の樋本尚也主将(3年)。学校の統合に触れ、「当たり前にある日常のありがたさを胸に、僕たちはグラウンドに立ちます」と述べた。開幕試合の始球式は身体障害者野球チーム「神戸コスモス」の2選手が行った。

 この日の第3試合では、初出場の滋賀学園(滋賀)が桐生第一(群馬)を破った。大会は、準々決勝翌日の休養日を含め12日間。【高瀬浩平】

被災地に元気と希望を

 朝比奈豊・大会会長(毎日新聞社社長)のあいさつ 東日本大震災で大きな被害を受けた釜石が21世紀枠で出場します。震災直後のセンバツは「がんばろう日本」を掲げ、選手は全力プレーを見せてくれました。あれから5年。被災地の復興は道半ばです。皆さんのひたむきなプレーが元気と希望を届けてくれることを願っています。私たちは野球をはじめさまざまなスポーツを通じて、一人一人の個性を尊重し合う、隔たりのない社会を築いていきたいと考えています。

 八田英二・日本高野連会長の励ましの言葉 高校野球は昨年、100年という節目を迎えました。時代は移り変わろうと、高校野球の神髄は人間教育です。少子化の影響は高校野球にも及んでいます。野球に親しんでほしいと、今年からバックネット裏にドリームシートを創設し、小中学生を招待しています。高校野球には、希望と感動を与え、少年の夢を育む力が備わっています。選手のみなさん、挑戦する心を忘れず、難局を切り開いてください。

 義家弘介・副文部科学相の祝辞 東日本大震災から5年がたちました。それぞれが困難に立ち向かい、甲子園出場をつかみ取られました。始球式では、障害がありながら野球にひたむきに取り組んできた2人の選手が甲子園の土を踏み、バッテリーを組みます。夢は逃げていきません。諦めずに努力を続ければ、少しずつ近づくと私は信じます。練習で培った仲間とのチームワーク、最後まで諦めない全力プレーで、被災地をはじめ全国に夢を届けてください。

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